おしゃれでしかも快適に過ごせる内陸部の安宿

フロントでチェックインの手続きをして、部屋がある階にあがった瞬間、こじゃれた雰囲気の共有スペースが目につきました。「ユースホステルじゃないみたい! いつのまに中国のユースホステルって、こんなにおしゃれになっていたのかしら?」。私にとって中国のユースホステルと言えば、宿泊客のメッセージがびっしり書き込まれた壁のイメージがあります。ごちゃごちゃした感じであまり好きではありませんでした。それが、今や沿岸部の大都市ではない、内陸部の都市のユースホステルなのに、ものすごくおしゃれになっていました。2018年3月に私が泊まったのは、中国西南部の雲南省昆明と重慶のユースホステルです。どちらも人気都市だけあって、ホテル予約サイトでも評価の高いこの2つのユースホステルは、100点をあげたいぐらい快適で、しかもこじゃれています。

昆明の傾城国際青年旅舎(昆明市五華区華山西路92号)の入り口。大通りに面していないので静か 昆明の傾城国際青年旅舎(昆明市五華区華山西路92号)の入り口。大通りに面していないので静か

最近の中国国際青年旅舎の傾向とは?

ユースホステルに泊まる時、絶対、はずせない条件は何ですか? 私の場合、交通が便利な場所にあって、清潔なら、それでオッケー。中国では、ユースホステルのことを「国際青年旅舎」と言います。国際青年旅舎は、ヨーロッパと違い、もともと市内中心部の便利な場所にあるところがほとんどです。清潔さは、かなり幅があり、ドミトリーの二段ベッドの種類もいろいろでした。それが最近は、清潔なのはもちろん、木製のいいベッドでしかもゆったり広い。しかも個人の空間が確保できるようにカーテンで覆われるようになっていて、カプセルホテル風のところも増えています。

10数年前ならユースホステルと言えば、白い壁いっぱいに宿泊客の手書きのメッセージが書かれたところばかりだったが、最近はほとんど見られない 10数年前ならユースホステルと言えば、白い壁いっぱいに宿泊客の手書きのメッセージが書かれたところばかりだったが、最近はほとんど見られない

雲南省昆明と重慶のおすすめユースホステル

雲南省の省都、昆明の「傾城国際青年旅舎」は、中心部の翠湖公園のそばにあります。ゆったりした中庭にテーブルがあり、旅行者がくつろげるようになっています。隣には、欧米人の人気のカフェ兼バーがあります。無駄な装飾がなく、自然の中にいる感じ。重慶の「瓦舎国際青年旅館」は、軽軌(モノレール)の駅前にあります。重慶中心部の渝中区のしかも中心に近い場所なので、周囲は高層ビル。雑居ビルの中にあるため、傾城国際青年旅舎とは異なり、おしゃれな雰囲気です。現代的でシンプルなデザインのソファと中国の伝統家具を組み合わせたり、天上からぶら下がるライトもこじゃれています。

重慶の瓦舎国際青年旅舎(兪中区中興路7号兪亜大厦4階。軽軌1号線「較場口」駅4番出口の真ん前)。重慶のユースホステルは、雑居ビルの中にあることが多い 重慶の瓦舎国際青年旅舎(兪中区中興路7号兪亜大厦4階。軽軌1号線「較場口」駅4番出口の真ん前)。重慶のユースホステルは、雑居ビルの中にあることが多い

一局集中がますます進んでいるお宿事情

最近の西南部の人気ユースホステルは、ドミトリーでもかなりいい二段ベッドを使っています。ぐらぐらの二段ベッドやパイプベッドを使っているところは、ほとんどありません。プライバシーを守るベッドごとのカーテンも必須です。時期によって料金は変動しますが、だいたい1泊60元(約1080円)ぐらい。女性専用ならプラス10元(約180円)もすれば、おさまります。こんなに快適な部屋にこんなに安く泊めてもらってすみませんって気持ちになりますよ。ツインに泊まれば、部屋はゆったり広く、ホテルのようです。ますますおしゃれに快適になっている中国西南部のユースホステルに泊まってみませんか! ただ、人気のお宿にお客が集中しているので直近の予約が入りにくくなっています。なるべく早くプランを決めて、早目に予約を入れるのがおすすめ!

落ち着いたカフェっぽい重慶の瓦舎国際青年旅館の共有スペース 落ち着いたカフェっぽい重慶の瓦舎国際青年旅館の共有スペース