重慶街歩きをすると足が棒になってしまう理由

昨日のお昼、重慶についてから、もう足が棒です。いったい1日に何回、長い長い石段を上り下りしているのかわからないぐらい。私が泊まっているユースホステルは、かなり低い位置にあります。「低い位置?」って変な言い方だと思うでしょう? 中国の西南部に位置する重慶は、長江と嘉陵江が交わるところに市内中心部がある大都会です。重慶の別名は「山城」です。その名の通り、平地がほとんどありません。高低差が大きな丘陵地帯の一番低いところに私のお宿があります。街歩きをしようと思うと、5階分ぐらいは優にあるような石段を登らないと始まらないのです。

ユースホステルに近い石段。重慶は、そこらじゅう石段だらけの街。 ユースホステルに近い石段。重慶は、そこらじゅう石段だらけの街。

石段だらけの重慶で一番有名な石段とは?

重慶では、高低差が大きな通りと通りを垂直につなぐのは、石段です。市内には、数えきれないほど石段がありますが、中でも有名なのは、凱旋路のものです。凱旋路は、重慶の中心部である渝中区のモノレール「較場口」駅にも近い場所にあります。石段の長さは特に長いわけではないのですが、かなり急。上りながら下を見ると、おしりがムズムズしてきます。高所恐怖症や高所恐怖症の人が多いと言われる男性が、この石段を登るのはちょっと厳しいかも。でも、凱旋路の石段には、重慶にしかない珍しい交通手段があるんです。

とにかく急で長い凱旋路の石段。人通りが多い場所なのに、階段を登っている人が少ないのは、やはり急だから? とにかく急で長い凱旋路の石段。人通りが多い場所なのに、階段を登っている人が少ないのは、やはり急だから?

凱旋路の石段が、重慶で一番有名な理由

それが「凱旋路電梯」と呼ばれるエレベーターです。中国でも重慶にしかないと言われている市民のエレベーターで、公共の交通機関なのです。料金は1回1元(約16円)。凱旋路の石段は、お年寄りや妊婦が上り降りするのは、かなり危険なので、エレベーターがないと問題です。凱旋路のエレベーターが建設され、運行が始まったのは1986年2月です。既に約30年の歴史があります。当時の料金は、上りが1角、下りが5分でした。1角というのは、1元の10分の1、1分は1元の100分の1です。当時は、2両(100グラム)の麺が1杯8分だったそうです。そう思うと、凱旋路のエレベーターってけっこう高い乗り物だったんですね。

凱旋路エレベーターの下層部の乗り場。さすがに年輩の中国人は、みなさん石段よりもこちらを利用します 凱旋路エレベーターの下層部の乗り場。さすがに年輩の中国人は、みなさん石段よりもこちらを利用します

重慶でしか体験できない! 凱旋路エレベーターに乗ってみよう!

80年代、90年代は、凱旋路のエレベーターの1日の利用者は、1.2〜1.4万人だったと言われています。最も多かったのは、1999年10月1日の国慶節で20,800人を記録したそうです。現在の利用者は、1日7000〜8000人です。バイクや車に乗る人が増え、もう30年前ほど凱旋路のエレベーターを利用する人はいませんが、重慶にしかない珍しい公共の交通機関であることは変わりません。バスに乗る時のように1元払って、エレベーターに乗るって、中国でも重慶でしか体験できません。重慶に行ったら、まずは凱旋路の階段を実際に登って、怖さ?を体験してから、エレベーターに乗ってみませんか!

凱旋路エレベーター乗り場の看板。無人改札になっています 凱旋路エレベーター乗り場の看板。無人改札になっています