中国のバスの旅は、終点のアナウンスなしもある?

「えっ? それ、いったいどのバスターミナルをさしているの?」、「もう終点についたの?」。ローカルバスに乗って、中国を旅をしていると、こんな風に思うことが、よく、あります。ありすぎて困るぐらいです。中国のローカルバスの運転手さんは「ここが終点です」なんてアナウンスは一切してくれません。乗客の誰かが「もう着いたのか?」と質問すると、答えてくれますが、到着しても黙ってバスを降りて事務所に消えてしまうこともしばしば。乗客がみんな降りるので「やっぱり到着したんだな」という感じで自分もバスを降ります。なんでもアナウンスがあると思っていると、中国のローカルバスの旅は、不安でいっぱいになります。

中国は、小さな都市どうしを結ぶローカルバスでもかなりいいバスを使っているところが多く、乗り心地は問題なし! 中国は、小さな都市どうしを結ぶローカルバスでもかなりいいバスを使っているところが多く、乗り心地は問題なし!

大都市に行くと、バスターミナルが二つある?

2016年の秋、中国の西南部の重慶に行ってきました。重慶は、人口3300万人以上を抱える大都市です。バスターミナルも方面別に4つあります。外国人旅行者がよく使うのは、重慶バスターミナルと四公里枢紐バスターミナルの二つです。中国の都市間は、だいたい高速道路で結ばれています。そのため、大都市間を結ぶ高速バス専用のバスターミナルが郊外にできました。かつては省都クラスの大都市以外でバスターミナルがいくつもあるなんて考えられませんでしたが、今は小さな都市でも、高速バスターミナルと町や村を結ぶローカルバスターミナルの二つあるところが増えました。重慶クラスの都市になると、バスターミナルが4か所もありますが、このレベルの都市なら当たり前です。はじめての中国バス旅行なら、これに混乱する人がいるかもしれません。

高速バスが発着するのがメインバスターミナルになるが、中心バスターミナルや総バスターミナルなど呼び方はいろいろ 高速バスが発着するのがメインバスターミナルになるが、中心バスターミナルや総バスターミナルなど呼び方はいろいろ

バスターミナルに着いたら、絶対、確認しなくちゃいけないこと

ガイドブックには、バスの目的地である都市の名前は、書いてあっても、どのバスターミナルに到着するかまでは、あまり書かれていません。しかもバスの運転手さんも「重慶に着いたぞー」程度の説明で終了です。着いたことすら教えてくれないのが普通ですから、到着のアナウンスがあれば、それでも丁寧なほうです。出発した都市がどこかによって、到着するバスターミナルはだいたい決まっていますが、バス会社の都合で変わることもあります。そのため、どのバスターミナルに到着したかは絶対、確認事項のひとつです。私が重慶に到着した時、この地のルールのようなものに遭遇してしまいました。それが、非常にやっかいでした。

高速道路の区間が長い高速バス。値段はやや高めだが、快適そのもの 高速道路の区間が長い高速バス。値段はやや高めだが、快適そのもの

重慶っ子ならみんな知っているこの地のバスのローカルルール

四川省や世界遺産「大足石刻」がある大足からのバスは、重慶バスターミナルが終点だと思っていました。ただし、必ず、陳家坪バスターミナルを経由します。ここは、重慶中心部から10キロ以上離れたところにあります。乗客が何人もここで降りるので、到着したと勘違いしそうでした。しかも私が乗ったバスは、ここが終点でした。重慶バスターミナルまで行くバスに乗り換えなくてはいけません。これは運転手が「あのバスに乗れ!」と指さしてくれましたが、自力で探すのは難しいです。最大の問題は、地元の人は重慶バスターミナルをこの名前で呼ばないことでした。バスターミナルがある菜園バ(土へんに覇)の地名で呼びます。菜園ババスターミナルが重慶バスターミナルのことでした。ローカルバスの旅が毎回、こんな風にややこしい訳ではないのですが、地元の人にしかわからない地名で呼ぶことは、中国では時々あります。これに出くわすと、はじめての旅行者には、かなり困難です。とは言え、景色が近いバスの旅は、楽しいです。とにかくはじめてのローカルバスの旅は、何かにつけ確認要ですよ!