page top

出発エリアをに変更しました。

海外旅行の検索・比較サイト|エイビーロード
AB-ROAD
たびナレ 旅に行きたくなる!海外旅行に役立つナレッジ満載
RSS

役立つ海外旅行ナレッジ

日本人は中国北部の食文化好きが多い? 中国南北の食文化の特徴


東京の池袋駅は、中国東北料理激戦地!

西安名物のビャンビャン麺は、超幅広麺。2020年5月、セブンイレブンで地区限定で販売された 西安名物のビャンビャン麺は、超幅広麺。2020年5月、セブンイレブンで地区限定で販売された

日本で初めて中国の東北料理を食べたのは、山手線の池袋駅に近いレストラン。地三鮮、鍋巴肉など、東北地方を代表する料理がまさに本場の味! 中国留学時代に覚えた東北料理の味を忘れられない私には、感動ものでした。池袋駅周辺には、東北地方出身の中国人が開いた東北料理のレストランが集まっています。東北料理激戦地なのです。ちなみに東北地方と言うのは、中国東北部の遼寧、吉林、黒龍江の3省を指します。現在、日本で働いている多くの中国人がふるさとの味を出すレストランを開いています。四川はもちろん湖南、陝西、山西省などなど。日本人が子供の頃から食べてきた中華料理と言えば、広東料理が中心でしたが、今では、東西南北多くの省の料理を楽しめるようになりました。

南北の主食が分かれる境界線

中国北部の乾燥地帯の典型的な風景。粉物の本場だけあって、麺、餃子、餅(パン)はどれをとっても美味しい 中国北部の乾燥地帯の典型的な風景。粉物の本場だけあって、麺、餃子、餅(パン)はどれをとっても美味しい

中国料理は、国土が広大なので東西南北で全く好みの味が異なります。しかも南北で主食が違います。中国の真ん中よりやや東に位置する陝西省を東西に走る秦嶺山脈が南北の境界と言われています。以前、陝西省西安から高速バスで漢中に行く時、秦嶺山脈を突き抜けました。陝西省は南北に細長い省で中国北部に位置しています。省の北部は黄土高原でもあり、乾燥しています。しかし、陝西省でも秦嶺の南に入ると、あちこちで雨の多さをしめすコケを見かけました。漢中に到着すると、ねっとり湿った空気がまとわりつくようでした。秦嶺より南部に位置する省は、温かく降水量が多いので稲作に適しています。主食は米と米から作った米粉などです。北部は夏と冬で温度さが大きく、乾燥しているため、稲作には向いていません。小麦粉で作った麺、饅頭(蒸しパン)、餃子などの粉物を主食としています。

日本に多いのは南北どちらの食文化?

豚バラ肉の醤油煮込みをのっけた蒸しごはん。細長いインディカ米なので軽い食感 豚バラ肉の醤油煮込みをのっけた蒸しごはん。細長いインディカ米なので軽い食感

秦嶺山脈を境に南北で主食が異なる中国ですが、最近、日本に増えているのは、どうも北部の食のような気がしています。池袋駅周辺に集まっている東北料理は、もちろん北部の食文化に属します。かつて満州と呼ばれ、日本人が住んでいたところです。日本人が伝え、中国内でも美味しいと言われる米がとれますが、主食は餃子や饅頭(蒸しパン)、麺などの粉ものが中心です。日本で話題になる中国料理と言えば、西安のビャンビャン麺、蘭州の牛肉麺など、どれも北部の食。南部のお米を使った料理は、日本人に受け入れられやすい気がしますが、南部の食が話題になったことは、ほとんどないのでは? 桂林米粉や広州の土鍋ごはんや蒸しご飯などは、簡単で美味しく、南部で広く食べられているのに、日本に伝わってこないという不思議。

日本で中国北部の食文化が定着する理由

中国北部で水餃子を食べると、トマト、セロリ、卵など具の種類の豊富さに驚く 中国北部で水餃子を食べると、トマト、セロリ、卵など具の種類の豊富さに驚く

日本では、餃子と言えば中国では「鍋貼」と呼ばれる焼き餃子でした。中国の水餃子も最初は珍しいものでした。それが、今では近所のスーパーで普通に「水餃子」が買えます。水餃子は、もちろん北部の食文化を代表する主食の一つです。日本に定着する中国の食って、ことごとくと言ってもいいぐらい北部の食ばかり。もしかしたら来日する中国人は南部より北部の人が多いので、北部の食文化のほうが日本に入ってきているのかもしれません。でも、何より日本人が大の粉物好きなんだと思います。麺や餃子のほうが好まれるから中国北部の食文化が注目され、定着するものが続々と出てくるのでは? 次はどんな粉物が日本に上陸するか、本当に楽しみです。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/09/16)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて

 

キーワードで記事検索

検索