日本が残した路面電車が残っている中国の町

懐かしのちんちん電車が映画のセットのような昭和な街並みを走っていきます! 昭和と言っても日本じゃないんです。ここは中国の東北地方の大連です。大連は日露戦争で、日本がロシアに勝った後、ロシアから譲り受けた租借地です。1905年から終戦まで、日本が統治したところなので、今も日本人が建てた建築物が数多く残っています。70年以上前の建築物なので、年季が入っていますが、当時の繁栄が充分に伝わってきます。日本人が作ったモダンな街並みを日本人が敷いた路面電車が走っていく姿を見られるのは、中国広しと言ってもここ、大連だけです。

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大連駅のめずらしい特徴とは?

大連は、北京の向かい側の遼東半島の南端にある港湾都市です。大連の中心に位置する大連駅は、1903年当時はロシアが築いた小さな駅舎でした。その後、日本の南満州鉄道会社が建設し、現在のようなモダンなデザインになりました。空港のように到着と発車が1階と2階に分かれているのが特徴です。この大連駅前を東西に走っているのが、日本が敷いた路面電車です。201路と202路の二路線あり、おすすめは201路線です。

路面電車に乗るなら、どっちの路線がいい?

201路線には、旧型車両が用いられています。箱型で、おもちゃっぽくも見えるレトロな雰囲気です。201路には2両編成の新型車両もありますが、旧型のほうが断然、雰囲気がいいです。旧型車両が停留所に入ってくると、中国人も身を乗り出して、スマホやデジカメをスタンバイです。とにかく写真に収めずにはいられないぐらい雰囲気があります。車内は木造の部分があり、つり革や梁のデザインがモダン! しかも、当時の路面電車と街並みの写真が車内に貼られているので、走る博物館のよう。ここは、ぜひとも新型車両は見送って、旧型車両に乗ってみたいものです。

路面電車に乗って、ぜひとも通りたいところ

大連駅前から201路に乗るのなら、「東関街」はぜひ、挟んで欲しい駅です。大連駅から西に2つ目か3つ目の駅ですが、この周辺は、かつての日本人街です。ボロボロですが、日本人が築いた街並みを路面電車の窓から見ると、当時の日本人の苦労がしのばれて、感慨深いものがあります。もちろん、この東関街で降りて、日本人街の散策するのもグッドです。大連で日本が残した建築物めぐりをするなら、路面電車に乗るのをお忘れなく!