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鉄道好きも歴史好きも必見の圧倒的コレクション、「大連満鉄旧跡陳列館」


中国東北地方と満鉄は切っても切れないから……

カッコいい建築、いつも閉まっている入り口 カッコいい建築、いつも閉まっている入り口

大連には、日本とのつながりを強く感じさせる場所が多く残っています。中山広場の近くにある「大連満鉄旧址陳列館」もそのひとつ。ここはもともと南満洲鉄道株式会社(=満鉄)の建物「満鉄本社ビル」でした。満鉄100周年となる2007年からは、このビルの一部を開放して見学ができるようになっています。まだまだ訪れる人の少ないこの穴場スポット、歴史や鉄道に興味のある人なら絶対におすすめの陳列館ですよ。

普通の博物館のように、行けば入れるというところではありません

満鉄総裁室も公開されていました 満鉄総裁室も公開されていました

見学者が少ない理由のひとつは、入場の困難さにあります。堂々たる西洋建築の入り口はいつも閉まっていて、看板には「開館時間 9:00_16:00 希望者連絡電話××××」との案内が。前日までに電話をかけて日本語ガイド付き見学の予約を入れなければならないのです。ちょっとハードルが高いですよね。入り口に鍵がかかっているため、休業と勘違いして帰ってしまう人も多いようです。自分で電話するか、ホテルのコンシェルジュに頼んで電話してもらいましょう。

入り口で立ち尽くす……しかし、ラッキーなことに入れました!

華麗な広間で見学できます 華麗な広間で見学できます

実は私も入り口で電話をかけてみましたがつながらず、困ってしまいました。そこで建物の正面を右に見ながら回り込むと、駐車スペースがあり、現在使われている事務所に着きました。ここは瀋陽鉄路局大連事務所になっており、その一部分を陳列館として使用しているのです。受付で直接交渉してみました。受付の方々が親切にも日本語ガイドさんを呼び出してくれ、無事に見学することができました。ただ、このときはたまたまタイミングがよかっただけで、いつもこのようにうまくいくとは限りませんよ。やはり予約するのがいいと思います。

壮麗な内装と興味の尽きない展示品

お土産コーナーで見つけたおろしがね。ちゃんと満鉄マークが入っています! お土産コーナーで見つけたおろしがね。ちゃんと満鉄マークが入っています!

建物の中は手入れが美しく行き届いていて、まるでヨーロッパの邸宅に招かれたような気分。写真パネルや日本語の資料が豊富に展示されていました。満鉄の歴史をたどることは、まさしくここ大連の近代化をたどることでもあり、日本が中国を植民地化していった時代をたどることでもあります。もちろん満鉄による略奪や搾取の様子も描かれますが、ここの展示は、さほど日本への強い恨みは感じられず、むしろ公平ともいえる内容だと思いました。ご当地でこのような理性的な展示が公開されていることは、日本人として救われる思いでもあります。

見学に訪れる人のほとんどは日本人とのことです

色合いが気に入りました! 色合いが気に入りました!

お土産コーナーには実際に満鉄の食堂車で使っていた食器や時計などがあり、すべてのものに満鉄マークが入っています。なんと大根おろしのおろしがねにも、きちんとマークが! 私もひとつ、江戸切子の小さなグラスをお土産に。当時、江戸の職人が大連の職人に切子細工の技術を教え、「大連切子」というガラス産業となったのです。細工の細かさは江戸切子には及ばないかもしれませんが、この旅の記念にもなるし、売上金がこの陳列館の維持費に充てられるそうです。小さいけれど内容大充実、お土産も楽しい満鉄旧址陳列館、いつも閉まっている入り口に臆せずトライしてみてください!

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/09/05)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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