日本人には有名な町、大連に行ってみたらわかること

中国東北部の港町、大連は行ったことがない日本人でも名前は知っている町です。有名なので、大きな町かと思ったら、実際、行ってみると「あれれ、意外と小さい」と、感じます。でも、旅行者にとって町が小さいっていいことです。こじんまりと歩きやすい! そんな大連なのに、中山広場の大きさと立派さは、町の規模には不似合いなほど。中山広場には1900年代前半に約40年間続いた日本統治時代を代表する建築物が集まっています。ヨーロッパのような重厚な歴史的建造物が広場をぐるんと囲んでいます。旧横浜正金銀行、旧朝鮮銀行大連支店などなど。この中でひときわ豪華で風格ある建物が大連賓館です。

高級感と風格ある外観が素敵! 次回は中山広場に面した部屋に泊まりたい 高級感と風格ある外観が素敵! 次回は中山広場に面した部屋に泊まりたい

大連賓館って、どんなホテル?

大連賓館は、満鉄が直接経営した旧大和ホテルです。瀋陽、長春、ハルピンなど、東北地方の各地に今も残っている大和ホテルですが、大連大和ホテルが最も格式が高いと言われています。着工から5年もかかっただけに、その外観は、まさに宮殿です。1歩ロビーに足を踏み入れると、宮殿の謁見の間のようにゴージャスな雰囲気です。完成した1914年から現在までの100年の歴史を感じます。今回の旅の最終日に泊まるつもりですが、中に入ると、ますます泊まりたくなってきました。

大連賓館の中に入ってみよう!

現在、大連賓館は「芸龍」と呼ばれるホテル予約サイトで予約すると、シングルが1泊310元(約6200円)です。お得な値段設定の部屋なので、中山広場には面していませんが、部屋の天井は見あげるほど高く、年季が入った家具で統一された部屋は、とてもクラッシックです。冷蔵庫もありますよ。もとは日本のホテルだけあって、バスタブが付いているのもうれしいです。部屋から出ると、優雅な線を描く階段やエレベーターホールの木のカウンターなど、何もかもに、大和ホテルの格式の高さを感じます。

私が泊まった部屋から見えた風景

私の部屋は、東にあと10メートルほどずれていたら、窓から煉瓦造りの旧満鉄大連医院、現在の大連鉄路病院が見える位置でした。中山広場は、東西南北、どこを見回しても、1900年代前半の日本が見える場所です。大連に今も残る建築物を見ていると、当時の日本人が満州国を一流の国にしようと理想に燃えていたことが感じられます。大連賓館に泊まって、当時の日本の建築家が造りだした世界にひたってみませんか?