天然の要塞「剣門閣」に行ってきました!

三国志の最後の名場面の舞台となった「剣門閣」に行ってきました。谷間に建つ「天下第一関」の碑を見ながら「ここで諸葛孔明が描いた天下三分の計が終わったのだなあ」としんみりした気分になりました。三国志は東アジア全体に熱狂的なファンを持つ中国の歴史小説です。主役の劉備が関羽、張飛と義兄弟の契りを交わす桃園の誓いから始まり、数々の名場面があります。剣門閣は蜀を支えた名軍師であった諸葛孔明亡き後、蜀を担った姜維が宿敵の魏と最後まで戦った天然の要塞です。三国志終盤の主役ともいえる姜維を好きな日本人は多く、三国志ファンなら剣門閣は行ってみたい場所のひとつです。

三国志好きにおすすめ! 三国志最後の名場面、剣門閣に行ってみよう! 三国志好きにおすすめ! 三国志最後の名場面、剣門閣に行ってみよう!

剣門閣って、いったいどんなところ?

剣門閣は中国の西南部の四川省にあります。パンダのふるさととして名高い四川省は劉備が治めた蜀の国です。剣門閣は蜀の都、成都の東北部の広元市にあり、南河バスターミナルから直通バスが出ています。剣門閣は陝西省漢中との間に位置しています。北から攻められた場合、ここを抜かれると、成都まで一気に攻め込まれてしまうので、絶対、守らなくてはいけない最重要基地でした。263年、姜維はこの剣門閣に三カ月も立てこもり、味方の3倍以上もいる魏と戦ったと言われています。実際、剣門閣に立ち、地形を見てみました。剣門閣から見る両側の山は断崖絶壁で、剣門閣のある谷間が唯一の道だということがわかります。

「蜀の桟道」を歩いてみよう!

古来から陝西省の漢中と四川省の蜀は桟道で結ばれていました。これが「蜀の桟道」です。剣門閣の周辺でも、切り立った山肌に横から穴をあけ、そこに棒を刺し、その上に板を渡した道が見られます。人ひとり通るのがやっとと言うほど岩が迫った場所もあり、「よくこんなところに道を作ったものだ」とびっくりです。剣門閣は楼閣そのものは小さいのですが、周辺の蜀の桟道はかなり広範囲に歩き回れます。低い天井のような岩場の下や窒息しそうなほど狭い間道を歩いていると、三国時代の蜀の兵士になった気分になりますよ。

姜維も食べた剣門豆腐を食べてみよう!

剣門閣は現在、蜀の桟道とあわせて風景区になっています。その中には姜維の墓や姜維廟も含まれています。風景区の南門を出ると、豆腐料理店がずらりと並んでいます。この付近は剣門豆腐で有名です。姜維が剣門閣にたてこもっている時に村人が姜維に献上したと言われるおいしい豆腐です。周辺の72峰の湧き水で作った豆腐は、1800年近く前の三国時代から食べられていたのです。三国志の最後の名場面に思いを馳せたあとは、姜維も食べたと言われる剣門豆腐を食べましょう! ちなみに剣門閣風景区のチケットは1回限りです。豆腐料理を食べた後、もう一度風景区に戻ることはできません。豆腐料理は最後のお楽しみですよ!