華南独特の「騎楼」建築とは?

香港にも近い中国の広東省広州の夏は、蒸し暑くて死にそうです。気温は東京と変わりませんが、6、7、8月の降水量が東京よりかなり多いので、まとわりつくような暑さです。そんな広州は大都会ですが、越州区、茘湾区には古い街並みが今も残っています。その大部分は「騎楼」と呼ばれる華南独特の建築様式です。1階の空間はアーケードになっており、そのアーケードの上に突き出た2階、3階があるという家です。1階の部屋は商店として使われることが多く、騎楼は雨の多い地方でよく見られる建築様式です。こんな騎楼の街並みはどこを切り取っても絵になります。だから暑くても街歩きが苦になりません。

暑くても熱々ごはんがうまい!広州の下町B級グルメ 暑くても熱々ごはんがうまい!広州の下町B級グルメ

真夏の広州には冷麺はないが、涼麺がある!

いくら苦にならないと言っても、暑い中を歩き回っているんだから、ばてるはず。しかし、ばてません。このくそ暑い中でも、ちゃんとお米を食べているからです。広州は暑くても、熱々ごはんが感動的なほどおいしい町です。普通、ここまで暑いと熱いごはんなんて見たくもないはずなのに。1度食べると、食べずにはいられなくなるぐらいおいしい。広東省の人は体を冷やすことを嫌うので、日本人が思うような冷麺はありません。あるのは常温で食べる汁なしの「涼麺(リャンミェン)」です。さて、広東省のおいしいごはんは、細長くて軽いインディカ米です。

暑くても熱々ごはんが食べたくなる!

このインディカ米を使ったごはんと言えば、「煲子飯(バオズファン)」です。日本風に言えば素焼きの鍋で炊いた釜飯です。味付けは中国のちょっと甘いしょうゆ、油です。中国サラミや骨付き豚肉からでたうまみが染みこんだ、おしょうゆ味のごはんがおいしい!食べていると熱くて、顔や体から汗がダラダラでますが、ごはんはパラりと軽く、いくらでも入ります。「荷葉籠子飯(フーイエロンズファン)」は蓮の葉にくるんだ具とごはんを蒸籠で蒸したごはんです。味付けは煲子飯と同じおしょうゆです。煲子飯よりもさらに軽く、底なしに食べられそうです。

日本人の口にあう「蒸飯」って、どんなごはん?

素焼きの浅い筒型のおさらで蒸したごはんは、「蒸飯(ジョンファン)」です。豚ばら肉のしょうゆ煮込みや豆鼓で味をつけた骨付き豚肉をごはんの上にのせて蒸したごはんです。「籠子飯」と同じく軽くておいしくて胃にもたれません。こんなおいしいごはんは越州区や茘湾区の騎楼の食堂にあります。しっかり濃いしょうゆ味のおかずは夏バテに効くのか、食べると元気がでます。昼間の広州観光はどんなに暑くても、今晩のごはんのために、がんばれます。夏バテなんか吹き飛ばす広州のごはんもの、とにかくおすすめです。日本よりは温かい広州の冬に食べてもおいしいのは保証付です。さすが食の広州、食はやはり広州にありです。