食の広州にある甘いもの屋さんで、日本人が出会う困った問題

中国南部にあり、香港にも近い広東省広州市の夏の旅は暑いです。晴れていれば、30度以上ある日も多く、しかも蒸し暑いです。雨が降れば降ったで、止んだ後で襲ってくる生温かい湿気に負けそうです。こんな時、思わず広州の老舗甜品(甘いもの)店に飛び込んでしまいます。なにしろ「食は広州にあり!」の広州ですから、お粥から食後の甘いものまで、老舗有名店がそろっています。老舗甜品店で甘いものを注文すると、かない高い確率で日本人は、ある問題に出くわします。たまたま、入ったお店が悪かったということではありません。どんなに人気がある甜品店でも、出会ってしまう問題です。

広州の大人気甜品(甘いもの)店で、日本人が出会うある重要な問題 広州の大人気甜品(甘いもの)店で、日本人が出会うある重要な問題

広州の伝統的冷たいデザートは一見、おいしそうだけど…

冷房が利いた涼しい店内で、「いただきます!」と伝統的な甘いものを一口、食べた瞬間、その問題は発覚します。「うっ…、冷えてない…」。日本人は冷たいデザートは冷蔵庫でキンキンに冷やした状態で食べたいです。そうでないと美味しさは半減です。広東省の伝統的な冷たいデザートと言えば、「双皮奶(牛乳プリン)」、「西米露(タピオカココナッツミルク)」、「紅豆豆腐花(ふわふた豆腐に小豆をのせたもの)」などなどです。どれも、しっかり冷えていたら、おいしいはずです。でも、どの老舗甜品店で注文しても、「冷えが甘すぎる!」と怒りがこみ上げます。

広州のデザートが冷えてない訳

ここまで冷えが足りないとなると、習慣や考え方の違いが原因です。わざと冷やしきっていないとしか考えられません。もともと中国人は体を冷やすことを嫌います。なかでも広東省の中国人は極端に体を冷やすことを嫌います。体の冷えは万病の素なのです。朝から太陽が照り付けるような暑い夏でも、朝は熱々のお粥を食べる人が少なくありません。豚の内臓や魚入りのお粥は、滋味たっぷりでおいしいです。食べていると、体の内側から熱くなり、背中からひざからあごから、流れおちる汗を感じます。この「体を冷やすのはよくない」という考え方が、あの冷えてないデザートの原因ではないでしょうか?

地元の大人気甘いもの屋さんで出会った衝撃のアイスクリーム

広州市の中心部、越州区に「明記甜品(越州区文明路205号)」という人気が高い甘いもの屋さんがあります。老若男女問わず、常に地元のお客が並んでいます。ここで「鮮果氷糕」を食べました。すいかやマンゴなどの新鮮なフルーツにアイスクリームをのせたものです。これなら冷えてないはずはありません。「あ〜、生き返るわ〜」とアイスクリームを食べたところまでは、幸せでした。丸くくりぬいたすいかとマンゴは全くの常温でした。あり得ませんね、日本では。広州の甘いものの中には、常温や温めて食べるものもあります。これはおいしいです。日本人の場合、冷たいデザートは避けたほうが無難かもしれません。