バスターミナルのそばの食堂で奇跡の味!

「この程度の店で、この味を出せるなんて! 広州は本当にすごい!」と感動してしまいました。バスターミナルや駅のそばの食堂は、二度と来ないお客を中心に商売をしています。お客のほとんどが常連さんという場所にある食堂と比べると、味の差は歴然としています。と、思っていました。しかし、例外があるのですね。私が入ったのは、佛山のバスターミナルのすぐそばの麺やお粥の食堂でした。時間がないので、期待せずに入りました。注文したのはワンタン麺です。これが、予想もしていないほどおいしかった。極細麺のコシ、すっきりした切れ味があるスープ。しかも、たった5元(約100円)!

一見、ごく普通のワンタン麺が奇跡の味 一見、ごく普通のワンタン麺が奇跡の味

広州の食堂は、見かけは二の次!

佛山市は広州市の東隣りですが、バスで約30分ほどのところです。広州市の一部分とも言えます。この佛山市のバスターミナルのそばの食堂で、ここまでの味を出せるとは! まさに驚愕です。さすが「食は広州にあり」の広州に近いだけのことはあります。広州は、どんなに古くて小さな店だろうが、味さえよければ、行列ができます。そんなお店が、越秀区や茘湾区に行けば、いくらでもあります。そういう店は意外と強気の値段設定なので、安くはありません。でも、お客さんが通ってきます。広州って、味だけで勝負するところです。レベルが高いのも当然です。

広東省の地方都市の味を比べてみると・・・

広州市を離れ、広東省の南端、海南島に近い雷州に行ってきました。雷州では、広州では一度もはずれにあったことがなかった米粉(ミーフェン。ビーフンのこと)がいまいちでした。地元のお客が多い店で食べたはずなのに。可もなく不可もない味でした。雷州は、素朴な料理が多い町です。名物らしい皮つきのゆで豚のスープは、食べる時にゆで豚を取り出して、みそダレにつけて食べます。簡単な料理なので、失敗のしようがないはずですが、スープのすっきり感がいまひとつ。空席もないほど、流行っているお店なのになあ。

地方都市なのに意外と高い潮州の食の物価

広東省北部の韶関にも行ってみました。広東人には「韶関を出れば、そこはもう北方」という意識があります。韶関は広東省のへき地なのです。実際は、広州から列車で2時間ちょっとの距離です。この韶関の人気チェーン店の焼き豚のっけごはんが、切り方、盛り付け、味の全てがいまいちどころかいまふたつでした。「広州でこの程度の味なら、チェーン展開できないわよ」と、言いたくなるほどでした。広州って、安さとおいしさが突出している美食の町です。ここだけの話、「広東料理はおいしい」と言われてますが、広州を離れるほど、まずくなります。広東料理は広州が一番です!