飲茶レストランで待っている時に聞く、誘惑の言葉

「お食事ですか? それとも飲茶ですか?、お食事なら待たずにすぐ入れますよ」。広州にある飲茶ができるレストランで、こんなことを言われたら、気持ちがゆれます。こちらは、番号カードを持って、ひたすら自分の番号が呼ばれるのを待つだけの身。しかもかなり長い時間、待っているとなると、食事にしちゃおうか・・・なんて思ってしまいます。広州に飲茶をしに来ているのに、食事なんて想定外です。誰か、教えてほしい。飲茶レストランで食事って、どういうことなの?、どんな料理があるの?

南苑酒家で席があくのを待っている人たち。広い庭があるとは言え、待つのはつらい 南苑酒家で席があくのを待っている人たち。広い庭があるとは言え、待つのはつらい

広州で飲茶をするなら4大茶楼がおすすめ!

広東省広州は、中国南部にある中国経済の中心地です。古くから海外との貿易で栄えてきたところです。また、日本人が大好きな飲茶の発祥地でもあり、本格的な飲茶が楽しめます。その飲茶を楽しめるのが「茶楼(チャロウ)」と呼ばれるレストランです。中には「酒家(ジュウジャー)」が名前についているところもありますが、飲茶ができるところでは、必ずお茶を注文するのが決まりです。飲茶とは、お茶を楽しむことですから。日本人が広州で飲茶をするとなると、だいたいは「四大茶楼」などの有名店です。大型店でメニューも豊富でいいお店なのですが、とにかくめちゃくちゃ混んでいます。

「飲茶ですか、お食事ですか?」と聞かれたら

「蓮香楼」、「広州酒家」などの四大茶楼は普通の土日でも混んでいます。お店に行くと、まずは人数をつげ、番号をもらいます。30分ぐらい待つのは当たり前ですが、GWや旧正月となると、30分どころではすみません。午前11時頃にお店に行くと、「食事ですか? 点心(飲茶)ですか?」と先に聞かれることもあります。「食事ならすぐ、お席にご案内できますよ」と、よく言われますが、飲茶レストランでも食事ができるのです。飲茶は、お茶と一緒にエビ餃子、小籠包子、大根餅などの点心類を食べることです。食事を選んで入店すると、食事のメニューを渡されます。こちらには点心類はありません。炒め物、蒸し物などの中華料理が並んでいます。

有名茶楼で飲茶ができる唯一の方法

2016年2月の旧正月、広州の三大園林酒家のひとつ「南苑酒家」で、飲茶をするのに3時間半も待ちました。「食事ならすぐ、お席にご案内します」の誘惑に負け、先に入っていった家族連れがいました。が、すぐ、戻って来てお店の人に「点心がないじゃないか!」と訴えていました。彼らは広東人じゃなかったのか、知らなかったようです。有名茶楼の食事用メニューは、かなりお高い。簡単な焼きそばでも、1000円ではすみません。野菜炒めや肉、魚料理を注文すると、けっこうな金額になります。でも、金額の問題ではなく、飲茶がしたいんです。飲茶をするなら、ただ、ひたすら待つしかないのです。ああ、待つのはつらい!