広州で見かけたバスの運転手さんの仰天行動

「いくら、このお店のごはんが大好きだからって、そんなのありですか!」。車二台がぎりぎり通れる程度の細い道路で、市バスの運転手さんがバスを停めて、ダダダッとバスを飛び降りました。こんなところにバスを停めたまま、今、私が肉のっけごはんを買ったばかりのお店に並んでいます。日本じゃ決して見ることができない光景。タイのバンコクの市バスに乗っていると、時々、運転手さんが信号待ちの間に車掌さんに代わりに何かを買ってきてもらうところは見たことがあります。中国の場合は、ワンマンバスです。しかもバスが停まっているこの場所は、交通量が非常に多い細い道路です。

運転手さんが突然、降りてしまったので、停まっているバス 運転手さんが突然、降りてしまったので、停まっているバス

広東省周辺で見られる「焼肉」、「焼臘」のお店とは?

この運転手さんが、どうしても食べたかったごはんを売っているお店は、広東省や広西壮族自治区、香港ではお馴染みのお店です。「焼肉(広東語ではシウロウ)」や「焼臘(広東語ではシウラップ)」と呼ばれる調理した肉を扱っています。広東人が大好きなゆで鶏の「白切鶏」、表面をカリカリに焼いたジューシーな豚の「焼肉」、焼き鴨、叉焼なども量り売りで売っています。人気店ともなると、夕方には夕食のおかずを買い求めるお客の行列ができているので、すぐわかりますよ。広州の旧市街の茘湾区には、そんな人気店が数多くあり、あちこちで行列ができているお店を目にします。

私も買った、バスの運転手さんもお気に入りのお店。広州市茘湾区華貴路101「楽城焼臘」 私も買った、バスの運転手さんもお気に入りのお店。広州市茘湾区華貴路101「楽城焼臘」

お肉屋さんの自慢のお弁当を買ってみよう!

この焼肉や焼臘屋さんでは、発泡スチロールの容器につめた肉のっけごはんのお弁当を扱っています。バスの運転手さんがどうしても買いたかったのは、これです。この場合は、量り売りではなく、1人前の値段が決まっています。だいたい10〜12元(約170〜204円)です。白切鶏と叉焼など、2種類のお肉を選ぶと15元(約255円)ぐらいになります。肉だけを選んでも、根芯菜やきゅうりの炒め物など、何かしら野菜もついてきます。お店によっては、店内や店先にちょっとした食べるスペースを作っているところがあり、旅行者にも本当に便利なんですよ。

白切鶏飯(10元)。こんなおいしいお弁当がたった170円! 白切鶏飯(10元)。こんなおいしいお弁当がたった170円!

お肉屋さんの量り売りのお肉の楽しみ方

今日、私が買ったお弁当は、広東人が大好きな湯でたり、蒸した鶏肉をのっけた白切鶏のっけ飯です。白切鶏に必ずついてくる塩、しょうが、ネギで作ったタレが絶品です。このタレは、無駄なものが何もない。鶏肉にこれほどあうタレはないと言ってもいいほど。私は本当は豚肉が食べたいのに、どうしてもこのタレを食べたくて、白切鶏を選んでしまうことがあるぐらい好きです。この焼肉や焼臘屋さんは、夕食後、ホテルの部屋や眺めの良い川端でお酒を飲みたい人も使えますよ。好きなお肉を量り売りしてもらい、コンビニで買ったビールと一緒に楽しむのがおすすめです。

香港の「新強記(上海街113)」の白切鶏焼肉飯。二種類のっけを香港では「双併」と言います 香港の「新強記(上海街113)」の白切鶏焼肉飯。二種類のっけを香港では「双併」と言います