寒い広州の冬の人気料理とは?

2018年12月、私が広州についた日は、24度もあったと言うのに、わずか10日ほどで一気に気温が下がりました。こんな寒い日に食べたいのは、やっぱりあれ! 熱々の土鍋ごはんのおこげをガリガリとスプーンで剥がしている自分を思い浮かべた瞬間に、今晩は「超記(ジャオジー)」に食べに行くと決めました。広州は、中国南部の経済の中心であり、美食の町です。安くて美味しいB級グルメを楽しむには、最高の場所。私が土鍋ごはんと呼んでいるのは、「バオ(保の下に火)仔飯(普通話ならズファン、広東語ならザイファン)」です。一人分ずつを土鍋で炊きあげる、安くて本当に美味しい広州の冬の人気料理です。

「超記」の招牌臘味は、18元(約324円)。卵は2元(約36円)で追加できる 「超記」の招牌臘味は、18元(約324円)。卵は2元(約36円)で追加できる

バオ仔飯は、中国南部と西南部の人気ごはん!

広東省のバオ仔飯は、中国西南部の雲南省や広西壮族自治区では、「砂鍋飯(シャーグオファン)」と呼ばれています。場所が変われば、味付けや必ず使う具なども変わりますが、秋から冬、肌寒い春頃までの人気料理と言う点は、共通しています。中国南部は温かいと言っても10度を切る日もあります。そんな日は、やはりみんなバオ仔飯が食べたくなるんです。私が「超記」に行ったのも気温がぐっと下がった日でした。覚悟してましたが「超記」は、お客でいっぱい。30分近く待たされました。

「超記」は、越秀区珠光路188.地下鉄6号線「北京路」駅下車 「超記」は、越秀区珠光路188.地下鉄6号線「北京路」駅下車

どんな肉を選んでも美味しいバオ仔飯

バオ仔飯は、米の上に鶏肉、豚スペアリブ、中国サラミ、牛肉などを載せて炊いた土鍋ごはんです。肉の他には、菜芯、菜の花、白菜などの野菜が入っています。と言っても、野菜は炊きあがった後に、炒めておいた野菜を載せるだけのつけあわせです。土鍋で炊いたごはんの上には、ちょっと甘いしょうゆ味のタレがかかっています。これがどの肉とも相性がいい激ウマのタレです。「超記」はもともとは集合住宅の1階にあった隠れ家的食堂でした。ただ、あまりにも人気が出すぎたため、2018年12月には、大きくて立派な支店ができていました。

排骨バオ仔飯。こちらも人気! 排骨バオ仔飯。こちらも人気!

待っている時間も楽しい「超記」

「超記」で私が選んだのは、「招牌臘味(ジャオパイラーウェイ)」です。やや甘くて脂っこい中国サラミが入ったバオ仔飯は、超記のいちおし! 注文してから少なくとも約20分は待ちます。ネットで注文したお客にバオ仔飯を運ぶ宅配業者も来るので、30分以上待たされることもしばしば。待っている間は厨房をじっと観察。ずらっと横に並んだコンロの上で土鍋を大きく傾けて、料理人ができあがりのタイミングを見ています。待つこと約30分、炊きあがったバオ仔飯は、ちょっと甘いタレとカリカリのおこげが本当に美味しい! 夏にダラダラ汗を流しながら食べるバオ仔飯も好きですが、やはり寒い冬こそバオ仔飯の季節! 広州ではバオ仔飯は、どこでも食べられますが、「超記」に行ってみませんか!

おこげがうまい!スプーンで意外と綺麗にはがれるおこげ おこげがうまい!スプーンで意外と綺麗にはがれるおこげ