日本人にあまり人気がない広州旅行

中国南部の広東省の広州って、「食は広州にあり」で有名な美食の町なのに、日本人旅行者が圧倒的に少ないです。中国南部の経済の中心で発展しているイメージが強いので、広州はわざわざ旅行に行くべきところじゃないと思われていそうです。しかし広州へ実際に行ってみると、古い街並みが残っています。特に越秀区や茘湾区に行くと、騎楼と呼ばれる石造りの洋風建築が残っていて、コロニアルないい感じなのです。茘湾区には「西関大屋」と呼ばれる一角があります。清朝末期、外国との貿易を請け負った広州の特権商人の組織、「十三行」の子孫たちが、19世紀末から20世紀にかけて豪邸を建てました。この豪邸が集まっているのが西関大屋です。

大満足の広州街歩き! ?塘散策のあとは飲茶で決めてみよう! 大満足の広州街歩き! ?塘散策のあとは飲茶で決めてみよう!

西関大屋のおすすめスポットに行こう!

この西関大屋は、北側は龍津西路、南は思寧路、東は華賓路と宝華路、西は茘枝湾路あたりまでを指します。かなり広い地区なので、歩き回ろうとすると、けっこう大変です。おすすめは「渓(パンシー)」とも「塘(パンタン)」とも呼ばれている一角です。場所は塘路にある仁威廟のちょうど西側あたりです。仁威廟の裏に出ると、石畳が敷かれた細い路地があります。これが塘の入り口です。の字のとおり、このあたりは湖沼が多い、水に恵まれたところです。広州では塘と言えば、地元の人が湖沼に植えたレンコンやクワイが有名だそうです。

塘の石畳の路地を歩いてみよう!

石畳の路地の入り口は、路上野菜市場になっています。青々としたキュウリやナス、葉野菜が並ぶ路上市場は、大都会の広州とは思えません。なんだか中国の田舎町みたい。すべて石畳が敷かれた路地の奥には、さらに細い脇道があり、まるで迷路のようです。雨上がりに訪れると、しっとり濡れた石畳の路地に趣を感じます。さらに進んで行くと、「渓」と赤い字が書かれた門楼があります。このあたりが塘の中心です。さらに進んでいくと、茘枝湾に出ます。渓はバスが行き交う塘路から、遠く離れているわけでもないのに、のんびり静かな場所でした。

塘散策のあとはどこで飲茶をする?

塘散策のあとは、飲茶タイムです! 仁威廟に戻り、南に下がると徒歩5分もしないうちに「渓酒家」に到着です。広州三大酒家のひとつで、茘枝湾に望む庭園を見ながら飲茶ができることで知られています。大変人気があるので、入り口のウエイティングリストに名前を書かないと入れません。もっと庶民的な雰囲気の飲茶でよければ、仁威廟の向かいの「陵記」もおすすめです。こちらも人気があり、表のテーブルまでお客でいっぱいです。水のほとりの塘散策のあとは飲茶で決めてみませんか? 広州の古い街並みと飲茶の両方を楽しめて、満足すること間違いなしです。