2、3年ぶりに黄埔村に行ってみると、びっくり!

「2、3年前に来た時は、観光客もまばらだったのに。こんなにたくさんのお店があったっけ?」。あまりの変わりように私がびっくりしているのは、広州市の郊外にある「黄埔村(ホワンプーツン)」です。広州市は、中国南部の経済の中心である広東省の省都です。南シナ海から西に流れ込む珠江が二つの分かれているので、中州があります。この中州が海珠区です。黄埔村は、海珠区の東の端と言ってもいい位置にあります。アヘン戦争前、清朝が海外に開放した唯一の港があったところが黄埔村です。

祖廟巡りは、楽しいけれど、どこも景色が似ているので、道に迷ってしまいそう 祖廟巡りは、楽しいけれど、どこも景色が似ているので、道に迷ってしまいそう

中国の近代史の中の黄埔村

黄埔村の歴史は、北宋の時代に始まるといわれています。黄姓の住民が多かったので黄埔村だそうです。清朝の乾隆22(1757)年、清朝政府は、西洋諸国との交易は、上海、寧波、アモイ、広州の港のうち、広州でのみ行うという勅令を出しました。外国船の入港が認められたのは、広州だけになったのです。それが黄埔村の埠頭でした。黄埔村には、黄埔税館や外国船の荷物の積み下ろしを負担する事務所、「十三行(シーサンハン)」と言う外国との貿易を許された特権商人の倉庫などができました。

広州で人気のデートスポット「小洲村」とは?

黄埔村の観光は、かつての埠頭など、中国で唯一の貿易港として栄えた黄埔村の史跡巡りがメインです。加えて、先祖を祀っている胡氏や馮氏の祖廟巡りも楽しめるところです。黄埔村観光は正統派と言おうか、オーソドックスな観光地でした。そのため、前回、私が黄埔村を訪れた時は、平日でもあり、観光客も多くはなかったのです。同じく広州の海珠区には、「小洲村(シャオジョウツン)」と言う村があります。こちらも黄埔村と似ていますが、周辺に美術系の学校が集まっています。学生たちがこじゃれたカフェや小さなショップを村に開くと、あっという間に、若ものに人気のデートスポットに変わりました。

黄埔村が小洲村にそっくりになった理由

今、黄埔村が、小洲村化しています。もともと黄埔村には、名物も多く「ジャンナイ」と呼ばれる、しょうが入り牛乳プリンのお店もありました。今は、名物の種類も増え、食事ができる場所も一層、多くなりました。かつては、単にかわいいものを売るショップもありませんでしたが、今は小物ショップもできました。そのせいか若いカップルがものすごく増えました。村の細い通りを歩きまわり、しょうがプリンや蒸しごはんを食べ、散策に飽きたらカフェでお茶タイム。黄色村は、すっかり若者向けのデートスポットです。黄埔村への行き方は、地下鉄8号線「万勝圍」から旅游観光1号線バスで2駅です。週末は混みあいますが、広州中心部から交通も便利な黄埔村に行ってみませんか!