騎楼が集まっている「西関大屋」

カラフルなステンドガラスが入った窓、アーチ型の窓枠、アジアと西洋が混じったような建築。ハイカラな建物が並んでいるこの通りを歩いていると、どんどん広州を好きになっていきます。このアジアと西洋が混じった建物は、騎楼と呼ばれ、1階部分がアーケードになっています。雨が多い地方に適した建築様式で、雨季と乾季がはっきりしている広州にぴったりの建物です。騎楼が集まっているのは、広州の旧市街の西部に位置する「西関大屋(シーグアンダーウー)」です。清朝末期、外国との貿易を許された「十三行(シーサンハン)」と呼ばれた特権商人の子弟が、こぞって建てた豪華な邸宅が騎楼です。

思寧路の騎楼は、西関大屋の中でもモダンなものが多い 思寧路の騎楼は、西関大屋の中でもモダンなものが多い

第十甫路から思寧路へ

西関大屋と呼ばれている地区は、ちょうど地下鉄1号線の長寿路駅と茘湾湖公園に挟まれたところです。徒歩で歩きまわれますが、意外と広い。その中に龍津西路、龍津東路、多宝路、富貴路などの通りがあり、一番美しいと言われているのが思寧路です。この意見には、旅行者の私も全く同感! 思寧路は、西関大屋の一番南側の通りです。歩行者天国になっている第十甫路が宝華路を過ぎると、名前が思寧路に変わります。観光客と地元の若者でごったがえす第十甫路から思寧路になると、名前と同じように急に落ち着いた雰囲気になるのが、とっても不思議。

地元の人向けの小さなお店が多い思寧路 地元の人向けの小さなお店が多い思寧路

思寧路を歩いてみよう!

繁華街の第十甫路から思寧路に入ると、通りがぐぐっと北に向かって湾曲します。湾曲しているので、騎楼建築が見渡せます。旅行者にとっては、騎楼の街並み写真が撮りやすい通りなのです。それだけでも十分美しいのですが、思寧路の騎楼は、他の通りに比べて窓ガラスにステンドグラスを使っているところが多い気がします。だから通りの雰囲気がハイカラと言おうかモダンな感じ。重厚な雰囲気の騎楼が並ぶ逢源北街や宝源路とは、異なる雰囲気です。

一時期は、再開発で取り壊されるかもしれないと言われていたが、2018年10月の今は、そんな話も聞こえてこなくなった 一時期は、再開発で取り壊されるかもしれないと言われていたが、2018年10月の今は、そんな話も聞こえてこなくなった

思寧路と龍津西路の楽しみ方

さて、思寧路の楽しみ方ですが、思寧路の店舗は、駄菓子屋、銅細工屋、美容院などなど。地元では有名な食堂は、少ない通りです。歩きまわって、写真を撮って、レトロでモダンな雰囲気を楽しみましょう! 宝華路を越えたあたりから思寧路は、龍津西路に名前が変わります。龍津西路は、西関大屋の中では、美食街にあたるところです。地元っ子御用達の安くて美味しい食堂が集まっています。夕暮れの思寧路を楽しんだ後、そのまま龍津西路で晩ごはんに突入するのがおすすめ! 広州に行ったら、広州で一番美しい旧市街と言われる思寧路に行ってみませんか!

非常に珍しいピンクの騎楼。アーチ側の窓枠もおしゃれ! 非常に珍しいピンクの騎楼。アーチ側の窓枠もおしゃれ!