民国時代の別荘地「東山口」に行ってみよう!

中国南部の大都市、広州の地下鉄1号線「東山口」駅を降り、南に下っていくと、私好みの商店街が見えてきました。ちょっと昔っぽい雰囲気でにぎわっているところが大好きなのです。東山口は、広州の越秀区東部にあり、清朝末期から民国時代にかけての別荘地で知られています。言わば、かつてのお屋敷街。それだけに見ごたえのある洋館の建築物が並んでいます。そんな中に下町情緒たっぷりの商店街もあると言う、ちょっと変わったところです。さあ、とにかく東山口を歩いてみましょう!

素敵な洋館の「蓮香楼」。老舗の飲茶レストラン。東山口店は月餅など広東風のお菓子などを売っている 素敵な洋館の「蓮香楼」。老舗の飲茶レストラン。東山口店は月餅など広東風のお菓子などを売っている

グルメストリートと言ってもいい亀岡大馬路

東山口駅で降り、まずは署前路から亀岡大馬路に入ります。署前路と亀岡大馬路の三叉路には、東山百貨大楼と言うレトロな外観の百貨店があります。すぐそばには、エキゾチックな雰囲気の建物の蓮香楼もあります。蓮香楼が建っている亀岡大馬路は、食堂や小さなお店が並ぶにぎやかな通りです。焼き豚や蒸し鶏のっけごはんが食べられる食堂や小龍包子屋さんなど、どこもお客でいっぱい。このあたりの食堂にハズレはなさそう。亀岡大馬路を南に進むと、東山肉菜市場が見えてきます。入り口右側のお粥屋さんは、大行列。市場内の屋台もどこも美味しそうです。東山口は越秀区の「西関大屋」と違い、広州の名所として紹介されることは少ないところ。こんなに面白いところだったとは!

スーパーに押されて、このような昔ながらの市場は減少傾向にあるので貴重 スーパーに押されて、このような昔ながらの市場は減少傾向にあるので貴重

共産党記念館とおしゃれなギャラリーが向いあう通り

亀岡大馬路をさらに南に進むと、交差点です。東が光東前街、西が東華東路です。まずは、光東前路から東に向かって歩いていくと、「中共三大会旧址記念館」です。1923年6月に中国共産党第三回全国代表大会がこの場所で開かれました。共産党と国民党が協力することを決定した歴史的出来事があった場所ですが、現在、見られるのは新しく建てられた記念館のみ。このあたりのおすすめは、中共三大会旧址記念館の斜め向かいにある「逵園芸術館」です。この洋館は、1922年に建てられ、東山口の五大名園のひとつにも選ばれています。1階、2階が現代アートのギャラリーで、3階は雰囲気のいいカフェになっています。

逵園芸術館の1、2階は、無料で見られるギャラリー。展示数は少ない分、集中して見られる 逵園芸術館の1、2階は、無料で見られるギャラリー。展示数は少ない分、集中して見られる

最近の中国で若者に人気がある場所とは?

亀岡大馬路との交差点に戻り、今度は東華東路を歩いてみましょう。交差点に近いところは商店街になっており、食堂が集まっています。しかし東華東路から北側の啓明大馬路に入るとがらっと雰囲気が変り、モダンな雰囲気の洋館が並んでいます。東山口が華僑や民国時代の高級官僚の別荘地だったことがはっきりわかるところです。商店街から1本通りの奥に入ると、そこはかつての高級住宅街。この対比がおもしろく、ちょっと昔の雰囲気が今ではオシャレに見えます。最近の中国は、昔ながらの街並みが残っている通りが若者に見直されています。東山口もそんな場所の一つです。広州に行った時は、東山口を歩きまわってみませんか!

東山口には、こんな洋館が集まり、広州とは思えない町並になっている 東山口には、こんな洋館が集まり、広州とは思えない町並になっている