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うっかり行ってしまうと本当に怖い…。交易会中の広州


掲載日:2015/06/19 テーマ:安宿 行き先: 中国 / 広州(クワンチョウ)

タグ: ためになる ハラハラドキドキ 安宿


広州でホテルのはずが連れて行かれたのは…

うっかり行ってしまうと本当に怖い…。交易会中の広州 うっかり行ってしまうと本当に怖い…。交易会中の広州

連れて行かれたところは、ホテルのはずが、古びた共同住宅のごく普通の一室でした。初めて中国を自由に旅行してから、軽く10年以上がすぎていますが、ここまで変な宿に連れて行かれたのは初めてです。しかも、部屋はあると言ったのに部屋はなく、台所の真横のカーテンが引かれた一角にベッドがありました。そこで寝ろと言うのです。私がどうして、こんな悲惨な目に遭っているのかと言うと、絶対、行ってはいけない時期に広州に行ってしまったからです。

年に2回、4月と10月に開かれる広交会とは?

広州は中国南部にある広東省の省都です。中国南部最大の商業都市であり、周辺は工場が集まる工業地帯でもあります。この広州で年に2回、4月と10月に交易会が行われます。正式名は「中国輸出入商品交易会」です。「広交会(グアンジャオホイ)」と呼ばれ、世界中からビジネスマンがやってくる大商談会のようなものです。交易会中の2週間は、ホテルの値段は全て2倍に上がります。世界中からお客が押し寄せるので、めぼしいホテルは全て抑えられていて、部屋が見つかりません。この時期は広州に出入りする飛行機代も上がります。旅行者にとって最悪の時期です。そんなときに、私はうっかり広州にやってきてしまいました。

売店のおばさんが紹介してくれた宿

広州駅を出るやいなや、私は売店で手ごろな値段で、場所も悪くないホテルに電話をかけまくりました。しかしそんな部屋が残っているわけもありません。すると、売店のおばさんが「あなた今日、泊まる部屋を探しているの? 私が紹介してあげるわ」と言うのです。しかもお手頃な値段で。もうこの話に乗るしかない! おばさんが電話をかけてくれ、お迎えが来るまで、待つこと30分以上。やっと現れた男性に連れて行かれた宿が、この古びた共同住宅の一室だったという訳です。入り口には「湖南省駐辦事務所」の小さな看板が上がっていました。

「ジューバン」って、いったい何?

「駐辦(ジューバン)」とは中国ではごく普通の組織です。日本の県人会のようなものです。私が連れて行かれたのは湖南省出身の人が、広州で商売をしたり、何か困ったときに助けてくれる湖南省民会です。その「駐辦」がこんな古ぼけた共同住宅にあるなんて…。普通はもっと立派なはずなのに。台所の一角に泊まるなんて、持ち物が心配です。ここに泊まるのを断ると、この部屋にいた人が携帯を私に渡し、「あなたから売店の人に『ここには泊まらない』と言って」と言います。結局、私は奇跡的に空いていた駅前のユースホステルに泊まりました。灯台下暗し。広易会がある時期は、どうしても行かなくてはいけない用がない限り、広州には近づかないのが正解です。ホテルの予約もなしに行くと、かなり怖い状況になりますよ。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2015/06/19)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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