広州の広州南駅で大慌ての理由とは?

こんなに自動券売機が並んでいても、私が使えるものはたったの1台もない! とにかく駅員がいる窓口を探さなくては! 2018年12月、中国南部の大都会、広州の広州南駅で大慌て。広州南駅と言えば、広州駅とは異なり、高速鉄道専用駅になっています。現在、広東省のお隣、広西壮族自治区の桂林へは、広州から高速鉄道に乗れば、約2時間30分で到着です。桂林は、水墨画の世界が広がる風光明媚なところ。世界中から観光客が訪れる中国南部を代表する観光地です。高速鉄道が通るまでは快速列車で約12時間かかりましたが、今は高速鉄道であっと言う間に到着です。今回、私は中国人の友人に桂林行きの切符をネット予約してもらっています。駅の窓口で予約番号を伝え、切符をピックアップする必要があります。しかし、その窓口が見つからない!

広州南駅の駅員がいる切符売場の表示。外国人が使える窓口はここだけ。博物館のチケット予約も外国人はできないケースが多い。博物館で人工の窓口を探そう 広州南駅の駅員がいる切符売場の表示。外国人が使える窓口はここだけ。博物館のチケット予約も外国人はできないケースが多い。博物館で人工の窓口を探そう

外国人旅行者に一番重要な二文字「人工」

広州南駅には、少なくとも4か所以上の切符売場があります。しかし、行きやすい場所にある切符売場と言えば、自動券売機兼発券機が並んでいるだけ。これは購入や発券の際に必ず必要なパスポートを読み込まないので、外国人は使えません。外国人はちゃんと駅員がいて、対応してくれる窓口でないと切符の購入発券はできないのです。駅員がいる切符売場のことを「人工(レンゴン)售票処(ショウピャオチュー)」と言います。外国人は、中国の駅に行くと、まず、この「人工」の文字探しから始まります。時間がなくて焦っていると、なかなか見つかりません。この「人工」探しが中国で鉄道に乗る時の最大の問題であり、悩みです。

広州南駅の地面に貼られた「人工售票処」の表示。こんな親切な表示がある駅は、あまり多くない 広州南駅の地面に貼られた「人工售票処」の表示。こんな親切な表示がある駅は、あまり多くない

「人工售票処」で切符をゲットしても安心できない理由

広州南駅の場合、他の駅より親切です。駅のあちこちに「人工」の表示が見えます。落ち着いて探すと、すぐ見つかりました。さすが! 中国の南の玄関になっている駅だけのことはあります。猛ダッシュで行くと、予想通り長い列が! 自販機に慣れていないお年寄は仕方がないとしても、若い人も並んでいます。ここはイライラ? 時間がなくてドキドキ? しながら並ぶしかありません。なんとか切符をゲットしても、やれやれにならないのが外国人の悲しいところ。最後の関門が残っています。

広州南駅の駅員がいる改札。「人工検証」の文字が見える 広州南駅の駅員がいる改札。「人工検証」の文字が見える

改札でも重要な「人工」の二文字

改札で切符と身分証を出して、切符に印刷された身分証番号と名前を確認してもらい、本人であることを証明する必要があります。自動改札が増えて来たとは言え、中国人が持っている第二代身分証しか読み込みません。ここでも外国人は「人工」の二文字を探すか、実際に駅員がいる姿を確認しなくちゃいけません。広州南駅は、「人工」の表記がしっかりある駅なので、人工の改札もすぐ見つかりました。人工の改札でパスポートと切符を提示し、やっと高速鉄道に乗ることができました。中国では改札にしろ售票口にしろ、長い行列ができている時など、やみくもに列の後ろに並ぶのは本当に危険。駅に行ったら、まずは「人工」の二文字を探しましょう!

広州駅の発券機。第二代身分証を持っている人のみ使用可能。そのほかの身分証は人工の窓口へと書かれている 広州駅の発券機。第二代身分証を持っている人のみ使用可能。そのほかの身分証は人工の窓口へと書かれている