桂林名物を越えて、全国区に広がる桂林米粉

「なんなの? いったいこの町は! 朝からみんな店の前で立ち食い?」。ここは水墨画の世界が広がっている桂林です。中国西南部の広西壮族自治区の桂林の朝ごはんと言えば、「桂林米粉(グイリンミーフェン)」です。桂林米粉のおいしさは全国区に知られています。特に上海、広州などの、中国南部の都市に行くと、桂林米粉を出す専門食堂に必ず出会うほどです。いつのまにやら全国区で食べられている桂林米粉ですが、本場の桂林では、米粉は朝ごはんです。それも定番中の定番朝ごはんです。

中国の朝ごはん(8)外で立ったままでかっこむ桂林の米粉 中国の朝ごはん(8)外で立ったままでかっこむ桂林の米粉

桂林では、朝ごはんを外で食べる人が多いのはどうして?

桂林って、異様に朝ごはんを外で食べる人が多い地方です。中国は早朝から開いている屋台や食堂が多いので、朝ごはんを出勤の途中で食べる人がもともと多い国です。桂林は、そんな中国の中でも、外で朝ごはんを食べる人の多さが突出しています。桂林米粉は、さっとお湯をくぐらせただけで出来上がります。そこに温めているスープをかけるだけでオッケー。トッピングはお客が自分でします。こんなに簡単に作れるので、注文すると、すぐ出来上がりです。この速さも忙しい朝にぴったりなのかもしれません。

トッピングがすごい! 桂林米粉の正しい食べ方

桂林米粉の中で、朝ごはんに人気があるのは「鹵菜米粉(ルーツァイミーフェン)」です。豚肉がほんの少し入っているだけの汁なしの混ぜ米粉です。米粉食堂にはトッピングコーナーがあり、揚げピーナッツ、大根の漬物、三度豆の辛い漬物などが少なくとも、5,6種類用意されています。お客は自分でこれでもかというほど、てんこ盛りのトッピングをします。ここまで大量にとると、トッピングではなく、具の域に入っています。それから混ぜて食べます。半分ほど米粉を食べたら、豚のスープを足してもらい、今度は汁米粉にして楽しむのが桂林流です。

本場の桂林米粉を楽しむ方法

もう一品、朝ごはんとして人気が高いのは、「鮮肉米粉(シェンロウミーフェン)」です。こちらは豚ミンチ入りの汁米粉です。鹵菜米粉と同じように、酸っぱい漬物類を山盛りトッピングして食べます。こんな桂林米粉を昼ごはんに食べる人もいますが、基本は朝です。桂林の朝の町を散歩してみましょう。メインストリートではなく、米粉食堂があるような裏通りや下町がおすすめです。店の前で、立ったまま、洗面器のような浅い容器の桂林米粉をかっこむ地元っ子の姿が目につきます。朝から立ち食い! これ本場の桂林米粉の楽しみ方です。