龍脊梯田に行くなら、まずは大寨を目指そう!

うねうねと波打った田んぼに育つ若々しい緑の稲に思わず感動! 小雨の中、石段が敷かれた山道を歩いていると、ああ、楽しい。ここは、中国の西南部、広西壮族自治区の東北部にある龍脊梯田(棚田)です。水墨画の世界が広がる中国の景勝地、桂林からバスで約2時間のところにあります。と言っても、龍脊梯田はとにかく広い! 90年代から2000年代に龍脊梯田の観光の中心だった平安は、現在は団体ツアーが行くスポットになっています。2018年現在、個人の旅行者が訪れるのは、平安ではなく、大寨です。大寨は、龍勝(温泉)でバスを乗換え、さらに1時間山を登ったところにあります。ここが龍脊梯田の玄関です。

2号展望台から見た梯田。2号展望台がある「千層天梯」は、夕焼けのスポットして知られているが、午前中に行っても美しい 2号展望台から見た梯田。2号展望台がある「千層天梯」は、夕焼けのスポットして知られているが、午前中に行っても美しい

龍脊梯田に泊まるなら、どこにお宿をとるのがいい?

桂林から大寨までは、桂林のゲストハウスやホテルでバスを申し込めば、直通バスがあります。これなら片道3時間弱なので、日帰りオッケーですが、やはり1泊するのがおすすめ。バスは、大寨の駐車場が終点です。大寨からは、徒歩で山上の田頭寨を目指します。途中にゲストハウスや民宿はいくらでもあるのですが、やはり眺めがいい田頭寨に泊まりましょう。大寨から田頭寨までは徒歩40分。荷物を持ってひたすら石段を登るのは、かなりきついですが、宿に荷物を置くまでの辛坊。それでも緑の梯田や風雨橋と呼ばれる屋根付きの橋が眺めながら歩いていると、心身ともにリフレッシュ!

大寨の大門(駐車場があるところ)に近い風雨橋。この向こうにヤオ族の村があり、そこから田頭寨への道が続いている 大寨の大門(駐車場があるところ)に近い風雨橋。この向こうにヤオ族の村があり、そこから田頭寨への道が続いている

1号展望台がある「西山韶楽」に行こう!

田頭寨のゲストハウスに荷物を置いたら、散策スタート! 1号展望台がある「西山韶楽」までは、ゲストハウスや民宿が並んでいる通りを歩いていきます。龍脊梯田の田頭寨付近は、ヤオ族が住む村です。通り沿いでは、ショッキングピンクやブルーの上着に黒のプリーツスカートをはいたヤオ族のおばあちゃんが、内職の刺繍をする姿も目につきます。日常的に山道を登り降りしているせいか、太ったおばあちゃんがいません。小柄でしまった体つきの人ばかり。プリーツスカートからのぞく細い足は、筋肉質で強そうです。そのうちに展望台が見えてきました。龍脊梯田で最も高い場所にある展望台から見る風景は、ゆるやかなカーブを描く緑の田んぼと山、山、山。緑って、本当に元気が出る色です。

山上の村が田頭寨。途中の道は石段や石畳が敷かれている 山上の村が田頭寨。途中の道は石段や石畳が敷かれている

ワイルドさが魅力の「千層天梯」を歩こう!

西山韶楽の景色を堪能したら、夕日の見学スポットとして知られる「千層天梯」に向かいます。こちらのほうが途中の山道がワイルド。梯田のあちこちから水が流れでています。細いあぜ道をオトトッと歩いて行くので、田んぼに落ちそうな危なかっしいところもあります。やっとこさ展望台にたどり着くと、そこから緑の蛇腹にも見える梯田がブワーッと広がっていました。西山韶楽に比べて斜面が急な分、迫力がありました。龍脊梯田に行くなら、7月は雨期真っただ中です。それでも梯田の緑が美しいので、十分楽しめます。石段の山道も問題なく歩けますが、おすすめは雨が少なくなる8月。田頭寨のお宿は、ロッジ風のところが多く、夏休みにぴったりです。今年の夏休みは、龍脊梯田に行ってみませんか!

田頭寨にある金坑ユースホステル。田頭寨は、ゲストハウスだらけなのでお宿は、よりどりみどり。 田頭寨にある金坑ユースホステル。田頭寨は、ゲストハウスだらけなのでお宿は、よりどりみどり。