旅先で出会う中国人女性の靴と言えば‥

旅行に行く時、靴って重要です。ソウルや台北など、日本にいる時とほとんど同じ感覚で旅行できる場所なら、歩きやすい靴にこだわらなくてもいいのかもしれませんが。私の場合、旅行は履きなれたウオーキングシューズで行きます。中国を旅行している時、思わず、びっくりするのは中国人女性の靴です。いったい、どうしてそんな靴を履いてきたんだろうと思う人にしょっちゅう会います。しかもそんな人は、意外に年をとった中年女性が多いのです。若い女の子なら、彼氏と一緒に旅行をしていて、かわいい服にあわせた靴を見せたかったなんてこともあるかもしれません。それがおばさんなので、不思議なのです。

思わず注目! 中国で出会う中国人女性の靴 思わず注目! 中国で出会う中国人女性の靴

貴州省の黄果樹で出会った中国人女性

中国南部にある貴州省の黄果樹に行ったことがあります。貴州省は「天に3日の晴れの日なし」と言われるほど雨が多い地方です。黄果樹は貴州省の省都、貴陽から西に約130キロのところにあるアジア最大の瀑布です。大きさは高さ74メートル、幅101メートルと、とにかく迫力があります。中にはいくつか風景区があり、その中の天星橋景区では、飛び石の上を歩きます。飛び石のまわりは川です。中国らしくおおざっぱといおうか手すりはありません。かなり離れた飛び石の上を飛びながら「すべりにくい靴でよかった〜」と思いました。そんな私の前にはヒールがついた靴のせいで、怖々と飛び石の上を歩く中国人のおばさんがいました。

北京の万里の長城で見かけるよくある光景とは?

こんな靴のおばさんが一番多いのは、北京の万里の長城です。万里の長城には二つの坂があります。北側のゆるやかな坂は通称「女坂」です。南側は傾斜がきついので「男坂」と呼ばれています。女坂でもところどころ傾斜がきついところがあります。ウオーキングシューズの私でも、おもわず石の壁をつかんでゆっくり登ったり降りたりしないとダメな場所です。冬は坂の表面が凍結し、つるつるなので、歩きやすい靴の私でもかなり怖いです。そういう場所に行くと、低めとはいえヒールのある靴で来てしまったので、動けなくなったり、壁につかまっているおばさんが必ずいるのです。

中国の中年女性が歩きにくい靴で旅に出る訳

そんな危なっかしい中国の中年女性を見ると、「ウオーキングシューズじゃないとムリな場所にどうして、ヒールがある皮靴で来るのよ!」と、言いたくなります。「突然、来ることになったから、靴が間に合わなかった訳じゃないでしょ? ちゃんと計画していたはずなのに、どうしてヒールがある革靴なの?」。中国人観光客、特に中年女性は観光地では大いにしゃべり、大いに写真を撮り、大いにお土産を買って、旅を思いっきり楽しみます。楽しみに気をとられすぎて、出発前に靴のことをすっかり忘れてしまっているのかもしれません。