乾燥している土地なのに、中国で果物が豊富なところはどこ?

シルクロードと聞けば、日本人が思い浮かべるのは砂漠、草原で羊を追う遊牧民、バザールです。乾燥した土地のイメージが広がります。そこが果物に恵まれているなんて、想像もできません。中国人にとってシルクロードの新疆ウイグル自治区は様々な果物の産地であり、果物がおいしいところというイメージがあります。日本人にとって果物に恵まれたところと言えば、思い浮かぶのは、東南アジアです。気温が高くて、雨もしっかり降るところが果物が豊かという気がします。そのため、シルクロードのように乾いた土地がどうして果物天国なのか日本人には全然、ぴんときませんよね?

中国のシルクロード果物がいっぱい!行くならいつがベスト? 中国のシルクロード果物がいっぱい!行くならいつがベスト?

日本人ファンも多いトルファン産の果物

中国の一番西、新疆ウイグル自治区は世界地図で見ると、インドの上です。自治区の約三分の一をタクラマカン砂漠が占めています。こんな乾燥した土地に敵した果物と言えばブドウです。日本人にも人気が高い観光地、トルファンは葡萄の産地として知られています。トルファンの葡萄は緑色で馬のお乳に形が似ているので馬奶子(マーナイズ)と呼ばれています。トルファンには葡萄農家が集まり、郊外に行けば、風とおしの良い葡萄を干す部屋が並んでいます。しかし葡萄だけじゃ、果物が豊かとはいえません。果物が集まるバザールに行ってみましょう!

シルクロードのバザールで果物探し!

バザールで一番目をひくのは、オレンジ色の果肉のハミクワです。ラグビーボール型のメロンです。ハミは新疆ウイグル自治区の中でも東です。昔、ハミ王が清の皇帝にこの瓜を献上しました。瓜の名前を尋ねた皇帝に通訳が間違って、使者の国を答えたのでハミクワと呼ばれるようになったいうお話があります。それでハミが産地と思われていますが、実はトルファンの隣のピチャンが産地です。大きな赤いザクロもあります。ザクロは古都カシュガルが産地です。心臓病に効果があると言われ、ザクロのフレッシュジュースは高価です。西洋ナシの形をしたのはナシです。甘くてやわらかい果肉のコルラ産が最高と言われています。

果物を楽しみたいなら、旅のベストシーズンはいつ?

日本の紅玉のような赤いリンゴは伊寧(イーニン)産です。酸味が強く、食感も味もまさに紅玉です。カザフスタンとの国境がある伊寧は新疆でも北のほうにあり、冬の寒さが特に厳しいところです。葉っぱにくるまれた黄色の実はいちじくです。いちじくが出始めると、シルクロードの人々が目の色を変えて食べるほど、人気があります。いちじくはカシュガルに近いアトシュ産のものがおいしいと言われています。バザールで一番安い果物はすいかです。切り売りのすいかは水がわりとして飛ぶように売れていきます。さて、新疆の旅行シーズンは5〜10月ですが、新疆産の果物がそろうのは8月下旬〜9月です。行くのなら、夏の終わりのバザールで思いっきり果物を楽しんでみませんか!