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教えて! 三国志のふるさとのひとつ、陝西省漢中は、中国の北方? それとも南方?


掲載日:2021/02/16 テーマ:観光地・名所 行き先: 中国 / 漢中(ハンチョン)

タグ: 一度は行きたい 史跡 歴史


陝西省漢中市は、いったい北方? それとも南方?

諸葛孔明を祀った武候祠。中国各地に残っている武候祠のなかで、勉県のものが最古と言われている。西安から漢中へは、高速バスなら所要約4時間。鉄道は動車(Dで始まる番号)で行くと所要約1時間20分から約1時間40分 諸葛孔明を祀った武候祠。中国各地に残っている武候祠のなかで、勉県のものが最古と言われている。西安から漢中へは、高速バスなら所要約4時間。鉄道は動車(Dで始まる番号)で行くと所要約1時間20分から約1時間40分

2020年12月9日、中国のネットニュース「今日頭条」を見ていると、「陝西省漢中市は、結局のところ北方? それとも南方?」という記事が出ていました。漢中市は、シルクロードの出発点と言われる西安がある陝西省の最南部に位置しています。三国志ファンならぜひ、行ってみたいところの一つです。蜀の劉備と魏の曹操が奪い合った土地です。最終的には蜀の老将の黄忠が魏の夏候淵を破り、漢中は蜀に帰しました。三国時代の漢中は蜀。ということは南方です。しかし、モンゴル族の元代になると漢中の帰属は、陝西となりました。中国では南北の境界は、西安南部を東西に走る秦嶺山脈で分かれます。漢中は、秦嶺山脈の南に位置しているため、地理的には南方です。帰属は今も陝西省。陝西省は中国では北方になります。そうなると、漢中って、いったいどっちなの? 誰かに教えてもらいたい!

言葉で判断すると、漢中はどっち?

諸葛孔明の墳墓。小さな墳墓は、孔明の遺言通りの質素なもの 諸葛孔明の墳墓。小さな墳墓は、孔明の遺言通りの質素なもの

省都の西安から初めて高速バスで漢中に行ったとき、秦嶺山脈を越えると、山の緑が豊かになり、岩場には多くのコケが見られました。コケって、雨が多い中国南部では普通にあるものですが、乾燥した中国北部ではほとんど見られません。途中で霧が出てくるなど、バスの窓から見える風景に私はおもいっきり南方を感じていました。漢中に着くと、耳にする会話は「メイヨー(ない)」が「メッテ」、「チーダオ(知っている)」が「シャオデ」になるなど、四川方言ばかり。四川省成都に1年留学していた私には、懐かしい響きがあちこちから聞こえてきました。漢中は陝西省とは思えません。言葉で判断するなら、漢中は完全に四川省です。

食文化でみると、漢中はどっち?

熱米皮は、もっちり重たい食感が美味しい 熱米皮は、もっちり重たい食感が美味しい

陝西省は南北に細長い省です。米を主食とする中国南部と違い、中国北部になる陝西省は、小麦粉を主食としています。漢中の名物料理は「熱米皮(ルーミーピー)」と呼ばれるコシのあるところてんのようなもの。原料が米なので、米皮と言い、辣油をたっぷりかけて食べます。陝西省にも「涼皮(リャンピー)」と言うところてんのような食べ物がありますが、こちらは陝西省らしく、原料は小麦粉です。漢中は、小麦粉で作った粉物も美味しいところ。クルミ入りの「餅(ビン)」と呼ばれるパンもあちこちで売られています。中国では四川省も陝西省も何を食べても美味しいところと言われています。両方の食文化を楽しめる漢中は、最高に美味しい町と言ってもいいぐらいです。

気候で見ると、漢中は、いったいどっち?

石門風景区に残る蜀の桟道。諸葛孔明が考案した木牛流馬という運搬具を使って、険しい桟道を突破した 石門風景区に残る蜀の桟道。諸葛孔明が考案した木牛流馬という運搬具を使って、険しい桟道を突破した

私が三国志の史跡巡りに漢中に行ったのは、晩秋。漢中市に属する勉県には、蜀の諸葛孔明を祀った武候祠や孔明の墓である武候墓、蜀の将軍となった馬超の墓など、三国志の史跡が集まっています。漢中市にも蜀軍が進んだ桟道が残る石門風景区があります。3泊して、三国志ワールドを楽しみましたが、3泊ともお天気はいまひとつ。小雨が降り、湿度の高い日が続きました。漢中市は亜熱帯気候のため、冬でもあまり気温が下がりません。漢中は滞在してみると、陝西省なのに四川省としか思えないところでした。私にとって、漢中は北方ではなく南方です。三国志関連の史跡も多く、陝西省と四川省の両方の食文化が楽しめる漢中に行ってみませんか! 実際に行ってみると、漢中が北方なのか、南方なのか、わかりますよ!

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2021/02/16)

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※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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