賀州でしか見られない様式の江家圍屋!

前編からの続きです。賀州中心部から約10キロのところにある客家の伝統家屋は「江家圍屋(ジャンジャーウェイウー)」と呼ばれています。賀州の西バスターミナルから厚田行きのバスに乗って「圍屋」で降りれば、目の前です。客家の伝統家屋は、円盤のような形をした福建省の円楼が知られていますが、賀州のものは長方形です。長方形の小ぶりの家屋が規則正しく並んでいます。その家屋を半円形のようなカーブを持つ壁が取り囲んでいるので、「圍屋」と呼ばれています。この圍屋は客家の伝統家屋の中でも、賀州でだけ見られるものと言われています。

賀江沿いに立つ魁星楼と騎楼建築。賀江では、洗濯する人の姿もみられる 賀江沿いに立つ魁星楼と騎楼建築。賀江では、洗濯する人の姿もみられる

賀州市内の穴場観光地、臨賀故城!

この江家圍屋からも市内バスで行くことができる、「臨賀故城(リンフーグチェン)」が私のおすすめです。江家圍屋から蓮塘に行き、そこで臨街行きの路線バスに乗り換えれば、すぐですよ。臨賀故城は、歴史的には、賀県と呼ばれてきた、賀州のかつての中心です。賀県の歴史は、今から約2000年前の後漢25年(他にも説があり)から始まります。賀江沿いには、今も埠頭があり、交易で栄えた都市だと言うことがわかります。故城内には、劉氏祖廟、陳王廟などがあり、城壁の上には魁星楼と呼ばれる5層の楼閣が建っています。

見どころ満杯の臨賀故城を歩いてみよう!

また、賀江の埠頭のそばには、清代から中華民国時代の繁華街だった地区があります。ここには、騎楼という、1階がアーケードになっている、アジアと欧風が混じり合った建物が、残っています。臨賀故城は、こじんまりしていながらも歩きがいのある場所なのですが、なにしろ黄姚古鎮に比べると、無名です。そのため、全くと言っていいほど観光地化されていません。そのため土産物屋やカフェといったところもまだ、できていません。趣のある雰囲気が好きな人なら、きっと好きになりますよ。しかも、賀江の橋を渡れば、現在の繁華街です。観光の合間の食事にも困りません。

広州南駅から行く中国南部のゴールデンルート

賀州は、広東省の省都、広州の広州南駅から毎日、高速列車が28本も出ています。桂林北駅行きの高速列車に乗れば、賀州まではわずか1時間40分ほどです。賀州観光のあと、桂林や陽朔に行くのも簡単です。もちろん、その逆もできます。賀州って、日本人が今まで知らなかった穴場です。広州〜賀州〜桂林は、中国南部のゴールデンルートって気がしませんか! 次の中国の旅は、このゴールデンルートがおすすめです!