広西壮族自治区賀州の町のど真ん中にあるもの

「昨日は、夜に着いたから気づかなかったけど、町の真ん中に山があった!」と、翌朝、ホテルを出た瞬間にびっくりしました。山と言っても小高い丘と言ってもいいような小さな山です。それが中心部の霊峰広場の真後ろにドカン。しかも、山はたった一つではなく、町の周囲にポコポコとありました。ポコポコという形容詞がぴったりなほど、いくつも見えます。その山を除けるように建物が建っているのが賀州の町です。賀州は、広西壮族自治区では、かなり大きな市です。中国の西南部に位置する広西壮族自治区と言えば、水墨画の世界が広がっている桂林や陽朔がある地区です。

賀州市中心部に近い、客家の伝統家屋「江家圍屋」。路線バスで行けるので便利 賀州市中心部に近い、客家の伝統家屋「江家圍屋」。路線バスで行けるので便利

桂林や陽朔の景色を彷彿させる賀州の町

賀州の町から見えるような、小高い山の間を川が流れている風景が、桂林や陽朔の風景です。あまりにも桂林と陽朔が有名すぎて、日本では賀州は、ほとんど紹介されていません。桂林や陽朔は、確かに中国にやってくる外国人観光客なら誰もが知っているほど有名です。あとは天まで届くと言われる棚田で知られる龍勝あたり。賀州は、桂林、陽朔にはかなり水をあけられています。でも、実は、賀州は広西壮族自治区の中では、桂林、陽朔についで旅行者が多いところなんですよ。

賀州にやってくる旅行者が、一番行きたい観光地

賀州市内中心部には、有名な見どころはあまりありません。その代わり、バスで40分ほど離れたところに「黄姚古鎮(ホワンヤオグーチェン)」という、1000年の歴史を持つと言われる古い村があります。桃源郷という言葉が思い浮かぶほど、水に恵まれた美しい風景の村です。賀州を訪れる多くの観光客は、この黄姚古鎮を訪れるのが一番の目的です。桂林から黄姚古鎮は、180キロも離れていますが、日帰りバスが出ているぐらい中国国内では知られたところです。この黄姚古鎮には、規模も有名さも負けていますが、賀州には他にもおすすめの観光スポットがあります。

賀州って、どんな文化があるところ?

賀州は、湖南省、広東省の境界に近い場所にあります。広西壮族自治区とあわせて3つの地域の文化が混じり合ったおもしろい地域です。その上、客家と呼ばれる独特の文化を持つ人たちも住んでいます。客家と聞けば、世界遺産にもなっている福建省の円楼を思い浮かべますが、賀州郊外にも客家の伝統家屋が残っています。まずは、賀州市内中心部から路線バスで行くことができる客家の伝統家屋を見に行ってみませんか!(後編に続く)