中国にもあった父の日! 父の日にぴったりな旅先とは?

「どうして賀州が、お年寄り向きの旅行先に選ばれるのだろう」と、不思議な気持ちでその記事を読みました。その記事と言うのは、6月上旬、中国のニュースサイト「今日頭条」で見つけた「父の日にお父さんをどこに連れて行く準備をしてる? お年寄りにぴったりの中国の5つの場所」です。中国にも父の日はあります。6月の第三日曜日です。それはさておき、父の日を過ぎても、年をとった両親を連れて行くのにぴったりな中国の観光地を知っていれば、別の機会に連れて行くこともできます。

北京や西安とは比べようもないぐらい賀州は小さな地方都市。カルスト地形特有の風景がおもしろいところ 北京や西安とは比べようもないぐらい賀州は小さな地方都市。カルスト地形特有の風景がおもしろいところ

「お年寄りにぴったりな5つの場所」のトップ3とは?

中国人が選ぶ「お年寄にぴったりな5つの場所」の第一位は、北京。中国人にとって、偉大な中国の首都である北京は、一生に一度は行ってみたい場所。内陸部に住むお年寄にとって、北京は遠いところなので、両親を北京に連れて行くのは、最高の親孝行と言えます。また、中国には「万里の長城に登らなければ、一人前の男ではない」と言う言葉があります。北京に行ったら、万里の長城を案内するのは必須です。第二位は、中華文明の発祥の地ともいえる古都西安。お年寄は、歴史好きが多いので悠久の歴史を感じられる西安は、ベストな選択です。第三位は、浙江省杭州。「空には天国があり、地上には蘇州と杭州がある」と言われるほど杭州は、風光明媚な場所です。トップ3は、予想以上にメジャーな都市でした。

河南省洛陽と並ぶ古都西安。中国史に興味がある人なら、ぜひ行ってみたいところ 河南省洛陽と並ぶ古都西安。中国史に興味がある人なら、ぜひ行ってみたいところ

第四位の海南島での過ごし方

気になるのは第四位と第五位。第四位は、海南島。一生海を見ることなく終える人もいる内陸部の中国人にとって、真っ青な海に浮かぶ海南島は別世界。記事では、高級ホテルに泊まったり、お金がかかるマリンスポーツなどしなくても、新鮮な海鮮を食べて、のんびりすごすだけで両親は、満足するだろうと書かれています。観光客でごったがえす世界遺産に連れて行くよりも海南島でのんびり過ごすほうが、確かにお年寄向きです。そして第五位は、賀州。いきなりガクンと知名度がダウン。賀州とは、知らない人も多いのでは? 賀州がどうしてお年寄にぴったりなの?

賀州郊外にある客家の江家圍屋。福建省に残る客家の伝統家屋と違い、円形ではなく、四角い 賀州郊外にある客家の江家圍屋。福建省に残る客家の伝統家屋と違い、円形ではなく、四角い

お年寄に賀州がぴったりな理由とは?

賀州は、広西壮族自治区の一番東にあります。広東省広州から高速鉄道に乗れば、約2時間と交通は非常に便利な場所です。一位から四位とは比べようもないほどマイナーですが、見どころには恵まれています。桃源郷のような景色の黄姚古鎮、客家の伝統家屋の江家圍屋、前漢時代に建設が始まった臨賀故城などなど。実は中国では、賀州は長寿の里として有名だそうです。黄姚古鎮や臨賀故城を歩けば、のんびりと過ごす地元のお年寄の姿を目にします。ここから両親は長生きの秘訣を学ぶだろうと記事では、結んでありました。私は実際に賀州に行ったことがありますが、こんな見方があったとは! 父の日でなくても、お年寄でなくても、長寿の里の住民の姿は、訪れた旅行者に何かを教えてくれるかもしれません。広州から賀州に足をのばしてみませんか!

黄姚古鎮は、石畳が敷かれた村には、桃源郷のような風景が広がっている 黄姚古鎮は、石畳が敷かれた村には、桃源郷のような風景が広がっている