世界遺産「開平楼閣と村落」は、1回では全部見られない!

「ディヤオロウ」と呼ばれる世界遺産にもなった楼閣を見に、広東省の開平に行ってきました。開平のディヤオロウが世界遺産に登録されたのは、2007年。私が開平に行くのは、実は3回目。最初は2008年、2回目は2015年。3回目の今回は、2016年の2月中旬です。世界遺産に登録されたのは、錦江里、馬降龍、自力村、立園と赤坎鎮です。どこも路線バスを使って、簡単に行けるのですが、1日で全部回るのは、難しい。それで、何回にも分けて見に行っています。今回の目的地は、馬降龍のディヤオロウです。まだ、行ったことがないからだけではありません。もう一つ理由があります。

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今回、馬降龍にどうしても行きたい理由

開平ディヤオロウと言えば、田んぼや畑など、アジアの原風景のようなところに高層の欧風建築が建っているのが、一番の魅力です。春に行くと、菜の花畑の中に建つディヤオロウを見られるんですよ! 2月下旬から3月下旬の開平と言えば、菜の花を見るスポットとしても知られてきているのです。中でも馬降龍と三門里が、菜の花スポットとして有名です。私が行くのは、2月中旬です。菜の花の季節には、ちょっと早いかしら? でも、市場には、もう菜の花が出始めました。最近は、連日20度近い気温の日が続いています。きっと、菜の花も咲いているに違いありません。

実際、馬降龍に行ってみると・・・

馬降龍は、開平総合バスターミナルから13路バスに乗れば、約30分で到着です。村の入り口からは、馬降龍を代表する「天禄楼(ティエンルーロウ)」が見えています。ヨーロッパの教会のようにも見える天禄楼が畑の向こうに建っている風景は、やはり変でおもしろい! しかし、今日、どうしても見たかった菜の花には、早すぎました。まだ、ほとんど咲いていません。観光ルートに沿って、村の中を見学していくと、竹藪の中に「河東楼(フードンロウ)」が現れます。アジア的幽玄の世界に朽ち果てたディヤオロウ! 風景としては文句なしですが、道が細すぎて、竹が多すぎて、写真がうまく撮れません・・・。

馬降龍の見どころは、どこにある?

もしも、私が馬降龍に来るのが半月遅かったら、菜の花ロードと名付けられたこの道は、黄色の花でいっぱいだったでしょう。着いたところには「駿廬(シュンリー)」の名がついたディヤオロウがありました。「廬」は、粗末な庵という意味ですが、実際は立派なディヤオロウです。窓枠には、ネパールの仏塔のような目玉の絵が描かれています。ここは、内部の見学できるので、屋上まで上がってみました。馬降龍の村の南側には、百足山があります。山の緑を背景にディヤオロウの顔とも言うべき名前が書かれた上層部が、並ぶ姿は、ここでしか見られない風景です。とは、言っても菜の花の中に建つディヤオロウは、やっぱり見たかったな。