シルクロードのラーメン「ラグメン」って、どんな麺?

中国の西の端、新疆ウイグル自治区の国境を越えると、もうそこはパキスタンです。この新疆ウイグル自治区で食べるラーメンと言えば、「ラグメン」です。ラグメンはこの地域一帯に住む少数民族のウイグル族の主食です。白菜、ピーマン、トマトなどの野菜と羊肉を炒めた具をかけて食べる混ぜ麺です。汁がないからラーメンじゃないって?ラーメンは漢字で書くと「拉麺」です。「拉」にはひっぱるという意味があります。中国では小麦粉生地をひっぱって作った麺はなんでもラーメンと呼びます。ラグメンの麺は麺点師が小麦粉生地を何度も何度もひっぱって、長く伸ばして作るのでラーメンなのです。

シルクロードのラーメン「ラグメン」の人気ナンバー1はどこ? シルクロードのラーメン「ラグメン」の人気ナンバー1はどこ?

カシュガルで一番人気がある食堂のラグメンを食べました!

カシュガルは新疆最大のモスクがある古都です。カシュガルのウイグル族の間で人気ナンバー1のラグメン屋さんに行ってきました。中心部の色満路にある「阿図什(アトシュ)拉麺館」です。阿図什はカシュガルの隣の小さな町です。ここの人は料理上手で有名です。そのため必要最低限の材料を使って、最高の料理を作ると言われています。さて、そのお店のラグメンのお味は?酸っぱい!こんなに酸っぱいラグメンは初めてです。麺に軽く酢をまぶしてから具をかけているからです。ウイグル族は酸っぱい味が好きですが、ここのは本当に酸っぱくて、軽い仕上がりでした。肉はもちろん羊肉です。羊肉は高いので、最近では安い牛肉を使う店が増えています。羊肉はほんの少しでした。

もう1軒の有名店のラグメンはどんな味?

カシュガルには、もう1軒おいしいと評判のラグメン屋さんがあります。漢民族の間で人気が高いその店は「阿布都克力木阿洪(アブトクリムアホン)拉麺館」です。紡績工場をリストラされたアブトクリムさんが開いたお店で、今も元国営の紡績工場の中にあります。日本の新聞でも紹介されたことがあるほどの有名店です。この食堂のラグメンは上にかける具がビーフシチューのようです。こってり濃厚で肉は牛肉がたっぷり入っていました。最高級の小麦粉を使っているというだけに、コシとツヤがある麺は絶品でした。

おいしいのはどっちのお店?

カシュガルの2軒の超人気ラグメン屋さん、「いったいどっちが一番おいしいですか?」と聞かれると、答えに困ります。どちらも全く異なる味付けです。しかも2軒ともに、どこの店の味とも違っています。この2軒の味は特別として、ラグメンは新疆ウイグル自治区のラーメン、ラグメンは、どこで食べてもはずれなしの激ウマ麺です。新疆ウイグル自治区に行ったら、ラグメンをお試しあれ!