日本人ファンが一番多い中国の麺料理とは?

どこまでもすっきりした青空、輝く太陽、からっと湿度の低い空気。中国もここまで西にやってくると、街の雰囲気は、まさに中央アジアです。中国の一番西、新疆ウイグル自治区は、西安からローマまで続くシルクロードに属しています。新疆ウイグル自治区の中でも西に位置するカシュガルは、古くから文明の十字路として栄えてきた古都です。カシュガルをはじめトルファンなど、新疆ウイグル自治区にやってきた日本人が食べるとはまってしまう麺があります。麺発祥の地の中国で、これほど日本人ファンが多い麺は他にはないってくらい人気がある麺です。それが、この地に住む少数民族のウイグル族が作るラグメンです。

毎日、ラグメンを食べてもあきない理由

ラグメンは、トマト、白菜、羊肉の煮込みを手打ち麺にかけて食べる混ぜ麺です。さっぱりしたトマトベースの煮込みと手打ち麺の組み合わせが美味しく、「毎日、ラグメンでいい!」という日本人旅行者も少なくありません。確かに、レストランによって、煮込みの味つけがかなり異なります。ラグメンを専門に出すような食堂に行けば、三度豆、ニラなどの野菜を使ったラグメンも食べられます。毎日、食べても全くあきませんが、ウイグル族が作るおいしい麺は他にもあります。ちょっぴりごちそう感がある混ぜ麺も食べてみませんか!

おいしいと評判のカシュガルの亜瓦格古老阿図什拉麺館(色満路9号)のラグメン おいしいと評判のカシュガルの亜瓦格古老阿図什拉麺館(色満路9号)のラグメン

パスタのような幅広麺でごちそう感アップ!

ぶつ切りの鶏肉と大きめに切ったジャガイモがゴロゴロ入った「トホクチュープ」という麺があります。漢字にすると「鶏肉拌麺(ジーロウバンミェン」や「鶏肉拉麺(ジーロウラーミェン)」になります。トホクチュープはどういうわけか、幅広麺とあわせることが多く、私は今まで細麺とあわせたトホクチュープを食べたことがありません。幅1センチ前後の幅広麺は、タッリアテッレやフェットチーネと呼ばれるパスタにそっくりです。幅広麺にぶつ切りの鶏肉とジャガイモのピリ辛煮込みをかけると、本当においしそう! 細切れの羊肉を使ったラグメンよりごちそう感があります。

トホクチュープは、とにかくボリュームあり! トホクチュープは、とにかくボリュームあり!

ラグメンほどではないけど、意外とポピュラーな麺?

トホクチュープは、特に珍しい麺ではないので、レストランでなくても食堂でも食べられます。カシュガルや省都のウルムチに多い、ちょっと高級なウイグルレストラン行くと、絶対、あると言ってもいいぐらいポピュラーな麺です。味付けは、ラグメンより辛めです。辛い味付けが少ないウイグル族の麺の中では、一番、辛い麺かもしれません。ラグメンは、毎日食べてもあきませんが、新疆ウイグル自治区の他の麺も食べてみたくなった時、トホクチュープも食べてみてくださいね。