シルクロードのチャイ屋さんに行ってみよう!

「インドの路地裏で素焼きの容器に入った甘いチャイを飲む」、「シルクロードの木陰に座ってチャイを飲む」って、想像するだけでいい感じ! 「旅先で土地の人々に交じってお茶を飲む」って、まさにその土地を満喫しているって気分になれます。中国の一番西は新疆ウイグル自治区です。地図上ではインドの上です。ここまでくると漢民族ではなくトルコ系のウイグル族が住んでいます。イスラム教を信仰するウイグル族が住むこの土地はシルクロードです。モスクや煉瓦づくりの家を見ていると、ここが中国だということを忘れてしまいそう。ウイグル族と漢民族は、同じ町でも異なる地区に住んでいます。ウイグル族が住む旧市街に行くと、チャイ屋さんがあるんですよ。

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バザールのチャイ屋さんの探し方

ウイグル語でもお茶のことをチャイといいます。新疆ウイグル自治区は中国なので、チャイ屋さんと言っても漢字で「茶館」の看板があがっているところもあります。看板がないところも多いのですが、見つけるのは簡単です。バザールの一角でウイグル族のおじいさんが集まって座っているところを見つけたら、そこがチャイ屋さんです。新疆の古都カシュガルなら、エイティガール寺院にも近い吾斯塘博依路と庫木代爾瓦扎路の交差点にあります。アーチ形の飾りがついたイスラム風建築の2階がチャイ屋さんになっています。ここからバザールを行き交う人を眺めながらチャイを飲むって最高!

シルクロードでは、どんなお茶を飲んでいるの?

チャイ屋さんに行くと、ポットでお茶を注文します。入っているのは「磚茶(せんちゃ)」という持ち運び安いように煉瓦状に固めたお茶です。飲むときに、茶葉をナイフで削って使います。固めたお茶にも何種類かありますが、ウイグル族が飲んでいるのは「茯磚(ふくせん)」と言って、紅茶に似ています。お味はいまいち。お茶うけはベーグル型のナンです。ナンとお茶を別々に食べても良し、ちぎったナンをお茶に浸して食べても良し。ナンをつまみつつ、おじいさんたちはチャイ屋さんで日がな一日を過ごします。

新疆のチャイは衝撃の味!

チャイと言えば、ミルクが入っているイメージがある私たちには、紅茶のようなチャイはピンときません。ミルク入りのチャイもあります。「奶茶(ナイチャ)」と言って、シルクロードならどこでも飲めますが、日本人は一口飲んだら、きっと衝撃です。しょっぱい! ほのかな塩味じゃなくて、はっきりした塩味です。しかもお茶が薄い…。正直いってまずいです。地元のウイグル族も「家で飲むほうがおいしい」と言います。しかし旅人にとっては、「地元のチャイ屋さんでチャイを飲む」ことが重要なんです。シルクロードのチャイ屋さんのチャイのお味はいまいちですが、雰囲気はパーフェクトです。ぜひ、一度行ってみましょう!