日本では、あまり見かけない中国の観光地のお仕事

中国の観光地に行くと、日本では見慣れない写真屋さんが必ずいます。カメラ付き携帯電話やスマホが一般的になってからは、かなり減ったのですが、今も健在です。90年代から2000年代頭頃は、デジカメではなくてフィルムの時代です。写真の代金には、家まで写真を送ってもらう郵便代も含まれていました。中国の一番西にある新疆ウイグル自治区の古都、カシュガルには、新疆で最大のモスクがあります。黄色のタイルがめずらしいエイティガール寺院です。新疆に住んでいる少数民族のウイグル族がイスラム教徒です。エイティガール寺院前と言えば、ずら〜っと写真屋さんが並んでいました。

シルクロードのお仕事! カシュガルの路上写真屋さんで合成写真を撮ろう! シルクロードのお仕事! カシュガルの路上写真屋さんで合成写真を撮ろう!

フィルムからデジカメに変わり、写真屋さんはどうなった?

地方から出てきたウイグル族は、カシュガルにやってくると必ず、エイティガール寺院にお参りします。カメラを持っていない観光客も多いので、エイティガール寺院前は、写真屋さんにとっては、一番稼げる場所です。今ではカメラ事情もかわり、デジカメやスマホが普及したので、写真の郵送はなくなってしまいました。10数年前は、思い出の写真が届くのを、今日か明日かと待っているようなほのぼのした時代でした。今はデジカメなので、その場でプリントアウトしてくれます。便利ですが、味気ないです。それよりも自分のカメラやスマホで写真を撮るのが当たり前になったので、今、写真屋さんって、商売あがったりなのでは?

エイティガール寺院前の写真屋さんで人気の写真

エイティガール寺院の前には、今も写真屋さんが並んでいます。稼げない場所なら、とっくにいなくなっているはずですが、やはり稼げる場所のようです。ひとりの写真屋さんに聞いてみました。今でも農村から出て来る人は、カメラやスマホを持っていないので、そこそこの需要があるそうです。また、デジカメやスマホでは簡単にできない合成写真は人気があります。エイティガール寺院の上に自分の顔が浮かんだ写真や花畑の真ん中に自分の顔がある、ちょっとシュールな写真が喜ばれています。

カシュガルの旅の思い出におすすめ!

他には、証明写真の需要があります。必要な書類の大きさにあわせた証明写真のシートを作ってくれます。証明写真となると観光地の写真屋さんらしくはないのですが、このご時勢、なんでもやらないとダメらしいです。それでも、今も昔もカシュガルの写真屋さんの稼ぎ時は、夏です。夏になると、活動期に入ります。夏のカシュガルは、暑くてもカラッと乾燥しているので、木陰は涼しく、旅行のベストシーズンです。カシュガルに行ったら、旅の思い出に写真屋さんでシュールな合成写真を作ってもらうのはいかがですか?