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ちょっと綺麗になりすぎた? 新疆ウイグル自治区の古都、カシュガルの古い街並


掲載日:2016/03/10 テーマ:観光地・名所 行き先: 中国 / カシュガル

タグ: 街歩き 建築 新しい


3年ぶりのカシュガルは、変わっていました!

新しくなった老街。それにしてもなぜ、通りに改札機が? 将来、入場料を取る予定? 新しくなった老街。それにしてもなぜ、通りに改札機が? 将来、入場料を取る予定?

ガイドブックで紹介されているような立派な邸宅やお寺よりも、普通の民家のほうが印象に残ったなんてことはないですか? 中国の古い町並は、そこが既に観光地になっていても、なっていなかったとしても、ぶらぶら歩きが楽しいところです。中国の一番西、新疆ウイグル自治区の古都、カシュガルにも「老街(ラオジエ)」と呼ばれる伝統家屋が集まっている地区があります。カシュガルの中心部に立つ、黄色いエイティガール寺院の周辺がまさに老街です。少数民族のウイグル族が住む地区で、バザールもこの地区にあります。2015年の秋、3年ぶりにカシュガルを訪れると、老街が大きく変わっていました。

ウイグル族の伝統家屋が集まる地区に行ってみると・・・

エイティガール寺院に近い、庫木代爾瓦扎路は「職人街」と呼ばれる木工や銅細工の職人が集まる通りです。ウイグル語で通りの名前を訳すと、「せいろバザール通り」です。その名の通り、せいろ職人が、せいろを製作する姿も見られます。この職人街の西側は、少数民族のウイグル族の伝統家屋が集まる地区です。いくつかのブロックに分けて、3、4年かけて再開発をしていましたが、感想は、う〜ん、綺麗になりすぎです。古びた伝統家屋と共にあった風情が、すっかり消えてしまいました。

変わって便利になった所と残念な所

真新しい煉瓦と同色の塗り壁、統一された木枠の窓を持つ家が並ぶ通りは、地元の人が歩いていないと、テーマパークみたい。電気のメーターは、すべて木彫の木箱で覆われており、それが生活感を奪っているような感じすらします。もともと老街には石畳が敷かれていました。その石畳が6角形なら、通りぬけできる通り、長方形なら先は行き止まりという意味がありました。整備された通りの石畳は全て長方形になっていました。通りは遊覧路線と非遊覧路線に分かれ、街頭の柱に標識で示されています。伝統はなくなりましたが、この標識のおかげで、旅行者には、歩きやすくなりました。

中国人と日本人の考え方の違い

綺麗になりすぎたカシュガルの老街ですが、まだ、古い民家が残っています。改築された土壁の民家も中国の外の地方では見られない建築です。ヨーロッパの町並に見えたり、時には中央アジアの町に紛れ込んだような感じになる時もある、面白いところです。新疆ウイグル自治区だけでなく、中国人の補修保存の考え方は、日本人とは異なります。中国人の補修は、新築とほとんど同じです。それで綺麗になりすぎてしまうのです。新疆ウイグル自治区は、雨が少なく、乾燥して、寒暖差の大きな厳しい気候です。あと2年もすれば、新築のような民家もほどよく古びた感が出てきそうです。その時、もう一度、カシュガルに行くのが楽しみです。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/03/10)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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