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ロバ車や馬車は消えて行くお仕事? シルクロードは今、バイクの時代


掲載日:2015/06/14 テーマ:観光地・名所 行き先: 中国 / カシュガル

タグ: 一度は行きたい 市場 新しい


シルクロードのカシュガルで急速に増えた乗り物は?

ロバ車や馬車は消えて行くお仕事? シルクロードは今、バイクの時代 ロバ車や馬車は消えて行くお仕事? シルクロードは今、バイクの時代

信号待ちでずら〜っと並ぶバイク、下校時間が近づくと学校の前に集まって来るバイクの群れ。ここはベトナムのホーチミン? と錯覚をおこしてしまいそうです。ベトナムでは、庶民の足はバイク。ベトナムはバイク王国のようなところです。今、私がバイクの多さに驚いているのは、中国の新疆ウイグル自治区のカシュガルです。新疆ウイグル自治区は、中国の一番西にあり、少数民族のウイグル族が多く住んでいます。西安からローマまで続くシルクロードの一部でもあり、中央アジアのような雰囲気です。カシュガルは新疆の中でもパキスタンに近い位置にあります。

シルクロードの風景に欠かせない乗り物

古都カシュガルの足と言えば、10年以上前ならロバ車や馬車でした。ウイグル族の市場であるバザールに近づくと、農村とバザールをつなぐロバ車や馬車が何台も停まっていました。じゅうたんが敷かれた荷台には、これでもかというほど人が載っていて、ひっぱる馬やロバが可哀想に見えたものでした。でも、馬車やロバ車が走っていないとシルクロードらしくない。乗ってみると、板の上に座るのでおしりが痛く、乗り心地は、悪いです。しかし思い描くシルクロードには、ロバ車や馬車がしっかりと入っているので、いないと寂しいのです。

カシュガル市内中心部にできた乗り入れ禁止区域

2000年も半ばを過ぎると、カシュガルや南部の和田も車が増えてきました。そのため市内中心部には、車の邪魔になる馬車やロバ車は乗り入れ禁止区域ができました。バザール周辺もそうです。それでもこっそりロバ車も馬車も入ってきていました。それが今、中心部に入って来るロバ車も馬車もますます少なくなり、2013年頃からはバイクが爆発的に増えました。横断歩道で青信号を待っている最前列はバイクの軍団です。夕方の小学校前などは、バイクで子供を迎えにきた親たちであふれかえっています。

急速に現代化するシルクロード

ロバ車や馬車は、夏冬関係なく、バザールの規模が大きくなる土日が儲かるお仕事です。その日は農村からバザールに物を売り買いに行く人が増えるからです。それにバスが走っていない道も通ってくれるので、農村では利用者が多い乗り物です。今もロバ車は残っているはずですが、農村まで足を延ばさない旅行者には、なかなかお目にかかれない乗り物になってきました。2013年にカシュガルに行った時には、とうとう一度も馬車もロバ車も見かけませんでした。急速に現代化する新疆は、シルクロードらしさをどんどん失っていくようで寂しい限り。バイクだらけのシルクロードも活気に満ちていますが、ロバ車も馬車もまだまだ頑張ってほしい乗り物です。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2015/06/14)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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