雲南省に行ったら、これだけは食べたい料理

北京なら北京ダック、上海なら小龍包子、成都なら麻婆豆腐といったように、そこに行けば、絶対、食べたい名物料理ってありますよね。中国の西南部にある雲南省なら、それは「過橋米線(グオチャオミーシェン)」です。もともとは雲南省南部にある蒙自の名物ですが、今ではすっかり雲南省を代表する名物料理になりました。米線って聞きなれませんが、米粉(ビーフン)のことです。過橋米線は鶏ベースの熱々スープで食べる汁米粉です。

初めて雲南省名物の「過橋米線」を食べるなら、おすすめはいくらぐらい? 初めて雲南省名物の「過橋米線」を食べるなら、おすすめはいくらぐらい?

過橋米線が他の米線と違うとこと

雲南省の省都、昆明で米線を食べるなら、老舗の「建新園」や「江氏兄弟橋香園」などのチェーン店がおすすめです。どちらのお店も小鍋米線や豆花米線など、様々な米線がよりどりみどりで、しかも支店も多いので便利です。米線はもともと火が通っているので、お湯をくぐらせて温めたあと、熱々のスープをかけるとできあがりです。しかし名物の過橋米線は普通の米線とは、かなり違っています。熱々のスープと米線、具がすべて別々に出てきます。食べるときに自分でスープの中に具や米線を入れます。

過橋米線のはじまりの物語

米線とスープが別々に出てくるのには、こんな話が伝えられています。蒙自に科挙の試験勉強をしている夫と献身的な妻がいました。夫は湖の中にある島の庵で連日、猛勉強です。妻は橋を渡って、夫に食事を運んでいるのですが、夫はあまりに熱心に勉強に励んでいるので、食事を食べるのを忘れています。いつも冷めた食事を食べる夫の体を気遣った妻が発明した料理が、この過橋米線です。熱々のスープが冷めにくいようにガチョウの油を入れます。スープの表面に油の膜ができ、いつまでもスープが冷めません。あらかじめ別にしておいた米線と具を食べるときに入れると、いつでも熱々が食べられるというわけです。

さあ、注文!地元っ子のおすすめはいくらぐらい?

この過橋米線を記念に食べようとすると、かなり迷います。とにかく値段の幅がありすぎます。下は8元(約144円)ぐらいから上は100元(約1800円)ぐらいするものもあります。具はうずら卵、骨付き豚肉、ハム、卵、もやしなどが基本ですが、高くなると、地鶏、イカ、エビ、魚団子など具が豪華になっていきます。人気があるのは10〜15元のものです。基本の具はすべて入っていて、値段が高い具はなしです。米線は雲南省の定番朝ごはんです。だから地元っ子からすれば、あまりお金をかけない料理です。10〜15元の過橋米線も濃厚なスープがおいしくて外れなしですよ。注文するとき、迷ったら、10〜15元あたりがおすすめです。