国内外の観光客に人気が高い雲南省

中国大陸の西南部にある雲南省は、中国人にも日本人にも人気が高い地方です。世界遺産、少数民族文化、緑豊かな景色など、旅行者のツボを押さえたところです。なかでも、白族が住む大理と世界遺産の麗江は国内外の観光客に人気が高い観光地です。ただ、麗江は観光客が多すぎて、最近では商業化しすぎたという声が中国国内でも高くなってきました。他にも大理、シャングリラ、西双版納(シーサンバンナ)など、少数民族色豊かな観光地がありますが、どこも有名です。旅行シーズンは中国人観光客でごったがえすので、ちょっと穴場の観光地に行きたくなってきました。省都の昆明からそう遠くないのに、交通が不便なせいか、意外と知られていない「黒井」です。

おすすめ!昔の雲南省の雰囲気を楽しめる黒井古鎮 おすすめ!昔の雲南省の雰囲気を楽しめる黒井古鎮

穴場の黒井古鎮への行き方

黒井は、雲南省にいくつかある塩業で栄えた古鎮のひとつです。黒井へは昆明から高速バスで西に約2時間半のところにある楚雄から行きます。鉄道なら昆明から直通で行けますが、片道6時間もかかるのでおすすめできません。楚雄東バスターミナルから黒井へはミニバスが1日に5本出ています。楚雄中心部を出て山間の道に入っていくと、さっきまでの都会の景色が嘘のような農村の景色が広がっています。ミニバスで約2時間で黒井に到着です。黒井バスターミナルは機能していないので、そばの広場で降りて、馬車に乗り換えます。

黒井古鎮のメインストリートを歩く

山沿いの道を進むと、あっという間に黒井古鎮につきました。木造家屋が並ぶ街道の町といった風情があります。牛肉が有名なところなので、軒先に牛肉をぶらさげている店が並んでいます。イスラム教徒が多いのか、回族の食堂も目につきます。この古い木造家屋が並ぶ通りが、メインストリートです。塩業の盛んなところなので、固めた塩もあちこちで売られています。懐かしい感じが漂うこの街並みは、20年前の田舎町だった頃の大理のようです。地主の屋敷の「武家大院」や塩の精製作業をした「古塩坊」へは、古鎮内を走っている馬車を使って行きましょう。

黒井古鎮の名物料理「灰豆腐」と「清湯牛肉」

観光の合間に、名物の「灰豆腐」と「清湯牛肉」も食べたいです。灰豆腐は発酵させた豆腐で、見た目は日本の厚揚げです。これは唐辛子たっぷりの煮込み料理です。清湯牛肉は牛肉の内臓の煮込みです。味付けは塩業で栄えた古鎮らしく、やや塩っぱいですが、どちらもごはんが進む味付けでした。黒井はバスや鉄道で訪れると、時間がかかりますが、昆明から車なら約3時間で着きます。そのため、自家用車で来る観光客が増えているそうです。ちょっと昔の雲南省を満喫できる黒井は、今のうちに行くのがおすすめです。