風光明媚で知られる成昆鉄道に乗ってみよう!

2018年3月、中国西南部の雲南省昆明から四川省攀枝花までの鉄道に乗ってきました。乗ったのは、緑色の車両で親しまれている普通列車です。朝6時50分発の攀枝花行きは、知る人ぞ知る買い物列車として有名でした。座席がない車両があり、乗って来た周辺の農民が車内で野菜を売っています。これを見たくて乗ったのですが、2017年末でこの珍しい車両は廃止されていました。ああ、がっかり。それでも予想もしなかったほど楽しめたのは、川沿いを走る風景が本当に美しかったから。私が乗った昆明から攀枝花間を含む、昆明から四川省成都を結ぶ「成昆鉄路」は、風景が美しいことで知られているそうです。中国のニュースサイト「今日頭条」の2018年3月16日の記事を見て以来、私は損した気分です。

雲南省の玄関口である昆明駅は、宇宙ステーション風 雲南省の玄関口である昆明駅は、宇宙ステーション風

成昆鉄道に何度も乗ったことがあるのに、景色を見なかった理由

成都から昆明間は、山岳地帯を通るせいか「特快(トゥークァイ)」と呼ばれる特急列車は走っていません。「快速(クァイスー)」と呼ばれる快速列車です。所要時間は、17から22時間とかなり幅がありますが、だいたい19から20時間ぐらいです。高速鉄道も開通しましたが、高速鉄道の場合は、始発と終点は同じでも異なるルートを走ります。風光明媚で知られているのは、在来線のほうです。私は、在来線で成都から昆明を何回も乗ったことがあります。2015年頃から数回、成都から西昌間に乗りました。これは成都から昆明の前半部分です。でも、景色が良かったなんて記憶は、ありません。私は、いつも夜行に乗っていたのです。

緑色をした普通列車。最近は、高速鉄道に押されて、普通列車の数は減っている 緑色をした普通列車。最近は、高速鉄道に押されて、普通列車の数は減っている

私が夜行列車を選んだ理由

四川省の成都から西昌まで、ホテル代の節約と時間を有効に使えるように、夕方に乗り、翌朝西昌に到着する列車を選んできました。成都から昆明行きの場合、西昌に着く時間が夜中になるものがほとんどですが、攀枝花行きになら、夕方に乗って、朝着くちょうどいい時間帯の列車が数本あります。これに乗ると、すぐ、日が暮れてしまい、景色はほとんど見えません。そのため景色が良かったなんて記憶は、全くなし。景色がいいと知っていたら、毎回、夜行じゃなくて、時には昼間の列車にも乗ったのに。2018年3月は、昆明から攀枝花の区間に乗りました。しかも普通列車に乗ったので、のんびりじっくり景色を楽しむことができました。

黒井〜元謀付近では、線路に近い道を牛飼いと牛がのんびり歩いていた 黒井〜元謀付近では、線路に近い道を牛飼いと牛がのんびり歩いていた

昆明から攀枝花までをのんびり旅行!

朝6時50分に昆明を出発した6162次列車は、8時を過ぎると、農村部に突入します。私が訪れた3月は、菜の花がとってもきれい。9時44分に黒井に到着。塩を産出することで知られる黒井古鎮です。その後は、線路沿いにわずかに民家が見られる山村の風景が続きます。のどかな風景に癒されます。カルスト地形で知られる元謀を過ぎると、列車は川沿いを走ります。この川は、長江ですが、上流部分は特に金沙江と呼ばれています。きれいな緑色の水が不思議な感じです。大きく湾曲する場所を通って、攀枝花に近づいていきます。昆明〜成都間は、昆明〜攀枝花もしくは西昌。西昌〜成都と、分けて楽しむこともできます。昼間を走る列車で、のどかな風景の成昆鉄道の旅を楽しんでみませんか!

金沙江沿いの景色が続くと、攀枝花はもうすぐ! 金沙江沿いの景色が続くと、攀枝花はもうすぐ!