昆明の中心部にある篆新農貿市場

昆明のど真ん中にこんなパワフルな市場があるなんて、知らなかった!野菜、果物、肉はもちろんのこと、雲南省各地の名物料理も売っています。雲南省の特産のきのこコーナーには、見たこともないような珍しいきのこが並んでいました。ここは、中国の西南部にある雲南省の省都、昆明の篆新農貿市場です。90年代の前半、私が初めて昆明に行った頃は、カラフルな民族衣装できめた少数民族の女性が普通に町を歩きまわり、馬車も珍しくありませんでした。雲南省一の大都会なのに中心部には路上市場があり、昆明は、中国のごちゃごちゃした魅力でいっぱいでした。しかし発展とともに昆明はすっきりした都会に変貌し、ちょっと寂しい気持ちがしていました。そんな気持ちも篆新農貿市場に一歩足を踏み入れると、吹き飛びました。

篆新農貿市場は、3号線モノレール「藩家湾」駅から篆塘公園に向かって歩けば、行きやすい。市場は、篆塘公園の南側の路地から入るとすぐ 篆新農貿市場は、3号線モノレール「藩家湾」駅から篆塘公園に向かって歩けば、行きやすい。市場は、篆塘公園の南側の路地から入るとすぐ

篆新農貿市場にある雲南省の特産品コーナー

篆新農貿市場は、中心部にある「金馬碧鶏坊」広場から約1キロのところにあります。大通りからは見えませんが、近づいて来ると、肉や野菜が入ったビニール袋をぶら下げた人が目につくので、すぐわかりますよ。果物、野菜、肉に加え、雲南省の特産品であるきのこコーナーもあります。市場の2階のきのこコーナーには、食べるのが怖いような不思議な色や形のきのこが並んでいます。でも、きのこコーナーは、人気があるのです。真剣に品定めをするお客の姿が目につきます。野菜や果物よりも値段が高いのか、お店の人との真剣勝負のやりとりです。篆新農貿市場で、久しぶりに「熱い中国」を感じました。

篆新農貿市場2階のきのこコーナー。薄い緑や網のようになった白いきのこなども見られる 篆新農貿市場2階のきのこコーナー。薄い緑や網のようになった白いきのこなども見られる

篆新農貿市場には雲南省の名物料理が集合?!

篆新農貿市場で気になるのは、食堂とその場で食べられるものを売っているお店です。「雲南省中の名物料理がそろっているんじゃない?」と思ってしまうほど、いろんなものが売られています。雲南省南部の景洪に住むタイ族の衣装を着た女性が売っているのは、タイ族料理の味付けをした米線(米粉)やもち米など。外国人旅行者がほとんど行かないような雲南省東北部の会澤の山羊スープ専門食堂もあります。昆明の官渡区名物のふわふわパンのお店も見つけました。お昼ごはんをここで食べる気満々でやってきましたが、何を食べようか、迷ってきました。

一番人気の「豆花米線」の店の前には長い行列が。あっと言う間に出来るので、列の長さの割に待つ時間は短い 一番人気の「豆花米線」の店の前には長い行列が。あっと言う間に出来るので、列の長さの割に待つ時間は短い

篆新農貿市場で食べた人気店の名物料理とは?

やはり一番人気の「豆花米線」は食べたい。豆花米線とは、やわらかい豆花を雲南省一帯で食べられている米線(米粉)にかけて食べるものです。日本でいうなら混ぜビーフン。淡白な豆腐に辛いタレをかけて食べます。豆花米線の食堂は、篆新農貿市場で一番有名なのですごい行列ができてます。もう一品は、同じく有名な「呈貢豌豆粉」に決定。呈貢は昆明市呈貢区のことです。豌豆粉は、豌豆で作ったトコロテンのようなもので、こちらも辛いタレで食べます。豌豆粉のあまり辛さに、官渡名物のふわっと甘いババ(米へんに巴)を買って、口直し。この日は、雲南省の名物料理を一気に三品も食べ、大満足でした。都会的な昆明が物足りなく思ったら、篆新農貿市場に行ってみませんか! ごちゃごちゃ熱い昆明を感じられますよ!

昆明名物の豆花米線(肉入り、小碗で7元。約126円)。個人的には、普通においしい程度 昆明名物の豆花米線(肉入り、小碗で7元。約126円)。個人的には、普通においしい程度