ピリ辛でもっちり、つるんが決めての食べ物

ピリ辛でもっちりした食感、もしくはピリ辛でつるんとした食感。どちらも中国の女性が好きな食べ物の共通点です。この感じは、日本の女性も好きそうです。このピり辛でもっちり、時にはつるんとした食感の食べ物は「涼粉(リャンフェン)」と「涼皮(リャンピー)」です。ピリ辛で酸味もある食べ物で、食の位置づけとしては日本のところてんに似ています。中国は、この涼皮や涼粉系列の食べ物が、ものすごく充実しています。原材料は小麦粉、米、緑豆などですが、正式な1食として食べることはないので、「小吃(シャオチー)」と呼ばれる軽食類です。

甘粛省蘭州で食べた涼粉。一皿5元(約100円) 甘粛省蘭州で食べた涼粉。一皿5元(約100円)

「涼皮」と「涼粉」は中国女性の好物?

涼皮も涼粉も中国のどこに行ってもある食べ物です。どこにでもあるので、地方ごとに特色があり、名前は同じでも、見た目が全く異なります。共通しているのは、辛くて、酸っぱくて、つるっ、時にはもっちりした食感という部分です。とにかく中国の女性ならみんな大好きです。中国に通ってまもなく30年になりますが、いまだかつて、この「涼皮」や「涼粉」を嫌いとか苦手といった女性に、一人も会ったことがありません。地域によっては、午後3時すぎの屋台や食堂で見かける女性は、みんな涼皮か涼粉を食べていると言ってもいいほどです。

どこにでもあるからバリエーションが豊富!

この涼皮、涼粉は、中国の西北部、西南部が本場のようです。とにかく涼皮の屋台や食堂の数が他の地域と比べようもないほど多いんです。緑豆のでんぷんで作った涼粉は半透明で、つるっとコシがなく、小麦粉やレンコンで作った涼皮はモチモチです。タレはしょうゆ、酢、しょうが、芝麻醤(ゴマダレ)、にんにくなどなど。芝麻醤を使うものは、陝西省西安より西、甘粛省蘭州、青海省西寧あたりに広まっています。芝麻醤を使わず、しょうゆと酢をベースにすっきりした味わいのものは、山西省の大同や太原、雲南省昆明あたりでよく食べました。

涼皮と涼粉はいつ、食べるのがいい?

晩ごはんまで、まだ間があり、ちょっと何か食べたい時にぴったりの食べ物が涼皮と涼粉です。どちらも午後になると売れ出す食べ物なので、午前に食べている人をあまり見かけません。日本人にはかなり量が多いので、これを晩ごはん前に食べると、晩ごはんが入らなくなるすが、ピリ辛でもっちり、時にはつるんって癖になります。今では、小腹がすくと、涼皮や涼粉の屋台を探してしまうほどです。ピリ辛と言っても、日本人にはかなり辛めです。辛いのが好きな人は、ぜひ、涼皮と涼粉をお試しあれ! ハズレなしの美味しさですよ!