牛肉麺がおいしい町、蘭州

甘粛省の省都、蘭州は黄河沿いに広がる横に長い町です。イスラム教徒の回族が作る牛肉麺は蘭州ラーメンとも呼ばれ、ラーメン好きの日本人もはまるおいしさです。蘭州って、麺類はおいしいし、素朴でいい町なんですが、問題は、市内観光です。甘粛省は中国の西側から2番目の内陸部にあります。黄土高原が大部分を占める甘粛省では、蘭州は大都会です。町を流れる黄河と黄河沿いの白塔山公園、南部の五泉山公園、甘粛省博物館を見たら、主な市内観光スポットを網羅してしまいます。

広河の幅の狭いメインストリート沿いには、こんな豪華なモスクが次々と現れる 広河の幅の狭いメインストリート沿いには、こんな豪華なモスクが次々と現れる

蘭州から行ってみたい郊外の観光地

日帰りで行ける郊外の観光と言えば、炳霊寺石窟です。蘭州から約100キロ、永靖県にある劉家峡ダムの上流にある大仏は、奇岩が並ぶダムも含め、「1日使って、行って良かった!」と思えるところです。遠い上に交通の便が非常に悪いので、ツアーに参加して行くのが断然、おすすめです。ツアーに入らず、ぷらっと行って、好きな時間に帰って来られる、おもしろい場所と言えば、広河です。広河は蘭州からバスで約2時間、臨夏回族自治州に属する県です。広河では、回族や東郷族など、イスラム教を信仰する少数民族が約98%を占め、漢民族のほうが少数民族です。

甘粛省の田舎町が、外国人旅行者に興味深いわけ

広河は、甘粛省に住んでいる漢民族、回族にとっては、普通の田舎町です。外国人旅行者が行くと聞けば、「何もないよ」とか「どうして?」と言われることもあります。でも、行く価値がありました。人口の98%がイスラム教徒なので、小さな田舎町とは思えないぐらいモスクが集まっています。しかも、そのモスクが、ものすごくゴージャス! 中にはインドのタージマハールを彷彿とさせる白いモスクもあります。地元のイスラム教徒には見慣れた風景でも、外国人旅行者には、新鮮でめずらしい風景です。

意外と行くのは簡単! 蘭州〜広州への道

蘭州から広河へは、蘭州南バスターミナルから臨夏行きのバスに乗ります。バスは高速道路を走り、三甲集(サンジャージー)で高速道路を降ります。ここから国道309号線に入っていきます。この309号線は、広河を経由して臨夏まで続きます。その間、三甲集の水家清真寺、広河の南街清真寺、西川清真寺など、見ごたえのあるモスクが次々現れます。三甲集〜広河〜臨夏は、ミニバスもたくさん走っているので、好きな場所で降りて、モスクを見学するのもオッケーです。蘭州から三甲集までは、約1時間、広河までは約2時間もあれば、充分です。蘭州から気軽な日帰り旅行に行くなら、広河に行きませんか!