ガイドブックが選ぶ2017年「Best in Asia」

某ガイドブックが選ぶ2017年「Best in Asia」が発表されました。このガイドブックは、旅行ガイドブックの出版社です。英語版ガイドブックの世界シェアでは、世界一位ともいわれています。そのガイドブックが選ぶ「Best in Asia」は、権威もあり、影響力も大です。2017年度の第一位は、中国の甘粛省! ちなみに第二位は、東京南部、六位が高松です。他には、インドのケララ北部、陝西省西安、マレーシアのマラッカ、スリランカのキャンディ周辺の丘陵地帯などがランクインしていました。

甘粛省東部の天水の麦積山石窟。甘粛省には莫高窟、平涼寺、麦積山など数多くの石窟がある 甘粛省東部の天水の麦積山石窟。甘粛省には莫高窟、平涼寺、麦積山など数多くの石窟がある

中国でもマイナーな甘粛省とは?

第一位が甘粛だと知った時の、中国人の反応は、「どうして甘粛?」、「ロンリープラネットって何?」がほとんどだったそうです。「どうして甘粛?」と言う意見は、私でも理解できます。だって、甘粛省って本当に地味。中国西北部にあり、新疆ウイグル自治区や青海省に挟まれた細長い省です。省都の蘭州ですら、中国人でも行ったことがない人がほとんどです。少数民族文化を求めて新疆ウイグル自治区や青海省を訪れる旅行者にとっては、甘粛省は漢族文化がメインなので、中途半端な印象です。甘粛省って、隣の省や自治区が人気観光地なので、損をしているような気がします。

蘭州は黄河沿いに広がる細長い街。解放橋は、黄河にかけられた最初の橋として知られている 蘭州は黄河沿いに広がる細長い街。解放橋は、黄河にかけられた最初の橋として知られている

甘粛省のおすすめ観光地

でも、甘粛省って、世界遺産あり、大自然あり、全国区で通用する名物麺ありと、本当にいいところです。今回、やっと甘粛省の良さが認められたって気がします「Spotlight on Best in Asia 2017 winner」の動画を見てみると、甘粛省の魅力満点でした。世界遺産の敦煌の莫高窟や天水の麦積山石窟、敦煌の鳴沙山が含まれているのは、予想通り。チベット文化を体験できる夏河のラプラン寺も含まれていました。3分ちょいの動画で、かなりの時間を割かれていたのは、張掖の丹霞地質公園です。丹霞地質とは、丹霞地形とも呼ばれる赤、黄、緑などのシマシマ模様の大地です。映像で見ると、大自然の神秘ともいえるシマシマ模様の大地は、インパクト大ですね!

甘粛省西部の張掖から行く丹霞地質公園。2002年に発見され、一般客に対して開放されたのは、2008年。新しい観光地だが、観光客が爆増していると言われている 甘粛省西部の張掖から行く丹霞地質公園。2002年に発見され、一般客に対して開放されたのは、2008年。新しい観光地だが、観光客が爆増していると言われている

甘粛省に行ったら、絶対、忘れてはいけないこととは?

そして、この動画には、蘭州ラーメンとも呼ばれる「牛肉麺(ニュウロウミェン)」も含まれていました。牛骨と臓物でとったスープは、コクがあるのに、しつこくありません。中にいれた大根のほのかな甘みもスープの味を作るのに一役買っています。蘭州に住んでいるイスラム教徒の回族が作る牛肉麺の特徴と言えば、手打ち麺です。粉もの名人と呼ばれる回族が打つ麺は、とにかくおいしいことで知られています。この牛肉麺を食べないことには、甘粛省に行ったとしても大きな忘れ物をしたのと同じです。2018年は、甘粛省に行ってみませんか!

自分で好みの麺の太さを選べるのが牛肉麺の楽しみ。写真は二細。やや太目の二細が最も一般的。2017年現在、1杯6元(約102円) 自分で好みの麺の太さを選べるのが牛肉麺の楽しみ。写真は二細。やや太目の二細が最も一般的。2017年現在、1杯6元(約102円)