中国のユースホステルでしばしば出会う体験

ベッドの下におかれた大量の靴、シャツやジャケットでいっぱいのベッド。一瞬、「いったい、ここはどこ?、どうして私がここにいるの?」と呆然とする時があります。こんな体験をするのは、中国の大都市にあるユースホステルです。ドミトリーに宿泊すると、大量の荷物であふれかえった部屋にあたることが、時々あります。沿岸部の上海のユースホステルなら、時々どころではなく、かなり高い確率であたるかもしれません。この大量の荷物がある部屋には、長期滞在の中国人、時には日本人や欧米人が住んでいます。ユースホステルをアパート代わりにしているのです。

蘭州のユースホステルのドミトリー。女性ふたりの部屋とは思えない散らかし方 蘭州のユースホステルのドミトリー。女性ふたりの部屋とは思えない散らかし方

今時の中国のアパート事情とは?

中国のアパートは、とにかく家賃が上がっています。特に上海や北京では、一人で部屋を借りるのは、相当きついです。中国のアパートは、もともと単身者用が少なく、ほとんどが家族向けです。そのため、数人で一部屋を借りるのが一般的ですが、同居人探しが難しい。ネットで見つけた同居人とけんかしたり、仕事をやめたりすると、問題が起きます。一人で家賃が負担できる安い部屋となると、恐ろしく汚くて、治安も交通の便も悪い場所になります。自分のスペースが少なくても、清潔で、安くて、便利な場所にあり、しかも冷暖房完備のユースホステルに住もうという人が出てくるのも納得です。

甘粛省の蘭州で出会った、疲れる体験

2015年の秋、中国の西北部、甘粛省の蘭州で、またもや長期滞在の人がいる部屋にあたってしまいました。しかも2人! 部屋は、すでに2年目に突入した住人の持ち物であふれかえっていました。私は、長時間の移動を追え、やれやれとチェックインしたのに…。ドアを開けた瞬間から、疲労が倍増です。生活感でいっぱいすぎて、全くくつろげません。これは、もうユースホステルに宿泊したのではなく、アパートの一室に居候しているのと同じです。

独断と偏見で語る、今時の中国の若者とは?

長期滞在のふたりは、どちらも蘭州で働いているOLさんでした。そのうちにひとりが、部屋の中に持ち込んでいるバケツで、床を水浸しにしながら、洗濯を始めました。個人的な意見ですが、中国人の若い男の子は、同室の人に気を使ってくれる子が少なくありません。自分のベッドの周辺もきちんと整頓されています。問題は、女の子です。とにかく部屋を散らかし、他人に気を使わない子が多いです。長期滞在者がいる部屋にあたってしまい、しかもその住人が女性の場合、相当な忍耐が必要です。運が悪かったとあきらめるか、中国人の若い子の生活をこんなに近くで見られる機会はめったにないと状況を楽しむか、あなたはどっちのタイプですか?