朗報! シルクロードの旅にかかる時間が短くなりました!

高速鉄道が開通したおかげで、蘭州からウルムチにかかる時間が約6時間半も短縮! これは短い休みを利用してシルクロードを訪れる旅行者には、かなりうれしいです。西安からローマまで続くシルクロードに位置する中国の西北部は、シルクロード好きの日本人にとっては、あこがれの地です。西安から先は、蘭州、武威、張掖、酒泉、嘉峪関、敦煌、トルファン、ウルムチと行ってみたい町が続いています。ウルムチから先のクチャやカシュガルはまた、次の機会に行くとしても、その手前の蘭州〜ウルムチの移動が問題でした。だって、この二都市間で1892キロもあるんですよ!

CRHの二等車両の車内。意外とゆったりしています CRHの二等車両の車内。意外とゆったりしています

シルクロードの旅は、飛行機より鉄道がいい!

敦煌行きの飛行機は、便数が少ないので割高です。そこで比較的安い蘭州〜ウルムチを飛行機で飛べば、楽ですが、世界遺産がある敦煌まで戻るのが面倒です。マルコポーロが立ち寄り、絶賛したという張掖にも行けません。飛行機よりもこまごま立ち寄れる鉄道の旅のほうが断然、便利です。それに鉄道のほうが、黄土高原や石ころ砂漠をまじかで見られ、旅ごころをかきたてられます。しかし、鉄道は時間がかかりすぎました。それが2014年12月、やっと蘭州〜ウルムチ間でCRHと呼ばれる高速鉄道が開通しました。最高時速250キロの高速鉄道に乗れば、今まで17時間もかかった蘭州〜ウルムチ間が約11時間20分です。

従来線と高速鉄道の大きな違いとは?

シルクロード鉄道ともいえる蘭州〜ウルムチ間の高速鉄道で注目するところは、従来のルートを通らないことです。従来のルートは、祁連山脈沿いに走り、武威を経由しますが、高速鉄道は、武威を通りません。祁連山脈にトンネルを通し、青海省の西寧を経由します。チベット族が多く住んでいる青海省は、チベットの文化を見られる場所で、日本人旅行者の多いところです。高速鉄道が通り、シルクロードの旅の途中からチベットの旅もできるようになりました。

高速鉄道に乗るとき、知っておくと便利なこと

2015年の秋、張掖から蘭州間でCRHに乗ってみました。今まで約5時間30分から6時間かかった距離が、約3時間から3時間30分です。かかる間は半分に短縮されましたが、問題もあります。中国の高速鉄道は、従来線と使用する駅が異なるところが多いです。高速鉄道専用駅は、市内中心部から離れています。そこから中心部に出るのに、けっこう時間がかかります。しかし張掖西駅のように、市内中心部から約4キロと比較的近い便利な場所に駅があるところもあります。蘭州〜ウルムチ間のどこを高速鉄道で移動するかを決める時、駅の位置は重要なチェックポイントです。高速鉄道をうまく使って、シルクロードを便利に速く旅してみませんか!