移動に時間をかけずに、5日間で内容の濃い旅ができる場所

GWや夏休みなど、1週間ほどの連休があっても、帰国の翌朝から出社となるときつい。帰国後、ちょっと家で休みたい。そんな人にぴったりなのが5日間の旅。広大な中国大陸を旅するのに、5日間って中途半端じゃない? 四川省の楽山市周辺なら、5日間で濃い内容で、しかも移動の苦労なしの旅ができます。楽山市は、中国西南部に位置する四川省にあります。省都の成都から高速バスで約2時間と近く、世界遺産の「楽山大仏(ルーシャンダーフォ)」の町で知られています。唐の玄宗皇帝の治世である713年、たびたび氾濫した岷江の氾濫を鎮めるために建立されました。この世界最大の大仏を見に、中国全土からだけでなく、世界中から観光客が訪れます。なんとか楽山大仏をすませたら、楽山市に属するチェン(牛へんに建)為県に行ってみませんか?

世界最大の楽山大仏は、あまりにも大きすぎて、遊覧船の上からでないと全身写真は撮れない 世界最大の楽山大仏は、あまりにも大きすぎて、遊覧船の上からでないと全身写真は撮れない

近頃人気のチェン為県には、いったい何があるの?

チェン為県は、楽山市の南約58キロのところにあります。楽山聯運バスターミナルからチェン為までは約1時間30分。30分に1本バスがあるので、移動は楽勝です。2000年代前半頃までチェン為と言っても、知っている人のほうが珍しいほどでした。それが今や、世界遺産の楽山大仏に次ぐ、人気観光地になりつつあります。チェン為の名を有名にしたのは、「嘉陽小火車(ジャーヤンシャオフォチョー)」です。中国でもここにしか残っていない蒸気機関車があるのです。2月下旬から5月上旬にかけての菜の花の季節は、中国全土から写真撮影家が訪れます。日本の鉄道ファンの間でも知られる嘉陽小火車は、チェン為の中心部から三井行きのバスでたった40分の場所にあります。

嘉陽小火車は、2月下旬から5月頭までのシーズン中は、朝8時から午後4時まで毎時1本発車 嘉陽小火車は、2月下旬から5月頭までのシーズン中は、朝8時から午後4時まで毎時1本発車

嘉陽小火車を見ただけでは、終わらないチェン為県観光

楽山大仏と嘉陽小火車を見るだけで、けっこう満足できますが、もうひとがんばり! チェン為から羅城古鎮に足を伸ばしてみませんか? 羅城古鎮は、山の上にあるのに船の形をしているという珍しい古鎮です。羅城古鎮は、チェン為の中心部から約28キロ離れた山中にあります。チェン為バスターミナルから直通バスが出ており、本数も多いので簡単に行けますよ。しかも羅城古鎮から直接、楽山に戻れます。嘉陽小火車があまりにも有名になってしまい、影が薄くなっている羅城古鎮ですが、昔ながらの茶館が残る古い町並みは、やっぱりいい。お茶を飲みながら、この地方に伝わるカードゲームをするお年寄りの姿に四川の茶館文化を感じます。

羅城古鎮は、伝統茶館のロケ地として有名。古鎮は大きくはないが、商業化していないのでオススメ! 羅城古鎮は、伝統茶館のロケ地として有名。古鎮は大きくはないが、商業化していないのでオススメ!

楽山大仏、嘉陽小火車、羅城古鎮の中で一番観光が大変なところ

楽山市の旅は、世界遺産の楽山大仏、嘉陽小火車、羅城古鎮の3か所を見学しても、どこも移動が2時間以内なので楽。その分、観光に全力投球です。世界遺産、鉄道、古鎮と全く異なるタイプの観光を楽しめるので、盛りだくさんで得した気分にもなれますよ。この旅で一番大変なのは、間違いなく楽山大仏観光です。大仏観光には、2種類あります。一つは、遊覧船の上から楽山大仏の全景を見るというもの。二つ目は、大仏寺に行き、大仏の真横にある階段からまじかに大仏を見るというもの。二つ目は、シーズンオフの平日でも階段に入るまでに90分以上並びます。GWや国慶節、夏の旅行シーズンとなると、いったい何時間かかることやら。5日間で内容の濃い旅がしたいなら、楽山市がいちおしです。

楽山からチェン為県、羅城古鎮に行くバスは、楽山聯運バスターミナル発着 楽山からチェン為県、羅城古鎮に行くバスは、楽山聯運バスターミナル発着