元朝のフビライも訪れたことがある会理古城とは?

久しぶりに1人で火鍋を食べましたが、やっぱりおいしい。メンツがそろわないと食べるチャンスがない火鍋ですが、最近は、1人火鍋が流行っています。1人でも4人で行っても、それぞれ一人用の小さな鍋で食べる火鍋です。「小火鍋(シャオフォグオ)」と呼ばれる一人火鍋を四川省南部の会理古城で堪能してきました。会理古城は、涼山イ族自治州の州都、西昌からバスで約3時間半ほど離れた場所にあります。雲南省の麗江にも近く、四川省なのに雲南省のような雰囲気がする町です。2000年以上の歴史があると言われ、四川と雲南を結ぶ交通の要衝にある宿場町です。人の往来が盛んだったせいか、おいしいものが伝わってきたんでしょうね。とにかく美食で知られるところです。

会理古城の北城門。門は、自由に登ることができる 会理古城の北城門。門は、自由に登ることができる

外で食べるのがとっても珍しい! 会理で見かけた屋台とは?

その会理古城では、夜になると小火鍋の屋台がでます。火鍋なのに屋台なんです。歩道に野菜が並んだ棚や台と小さなテーブルがいくつも並んでいるところがあります。これが小火鍋屋台です。席に座ると、お店の人が1人用の鍋と固形燃料を持ってきてくれます。あとは、棚や台の上に並んだ具の中から好きな野菜や豆腐、麺類を選び、自由に食べます。屋台で火鍋を食べるというのも珍しいですが、もう一つ珍しいものを発見! いろんな土地で火鍋を食べてきましたが、それを具に入れるのは、会理だけじゃないでしょうか? 中国の他の地方で、見かけた記憶がありません。

ひとり用火鍋なので、自分のペースで食べられる。会理の火鍋のスープは、やや酸味がきいている ひとり用火鍋なので、自分のペースで食べられる。会理の火鍋のスープは、やや酸味がきいている

会理の火鍋に必需の野菜とは?

その具と言うのは、「薄荷(ボーフー)」と「茴香(ホイシャン)」葉っぱです。薄荷はミント、茴香は、ういきょうです。薄荷の葉っぱを使うなんて、四川省なのに雲南省みたい。雲南省南部の紅河ハニ族イ族自治州の建水などでは、米線と呼ばれる米粉(ビーフン)を食べる時、ミントを薬味として入れます。少数民族のイ族の姿も見かける会理古城は、雲南省っぽい雰囲気の町ですが、薄荷をよく食べるところまで雲南省っぽいです。また、ういきょうの種は、肉や魚料理のにおい消しに使われるスパイスとして有名ですが、会理では葉っぱを良く食べます。水草のようなういきょうの葉は、軟らかくて火鍋の具にぴったりです。

写真左が、豌豆の葉、中央やや左が茴香、その右側が薄荷 写真左が、豌豆の葉、中央やや左が茴香、その右側が薄荷

こってりタレが香り高くて柔らかい野菜とベストマッチ!

会理では、「薄荷と茴香は火鍋にして食べるのが、一番おいしい」と言われています。ぬめりがある豌豆の葉も会理では、火鍋に欠かせない野菜です。香りのためでなく、具としてハーブを入れる火鍋って珍しい。タレは、たっぷりのサラダ油に黒酢、ネギ、香菜、オイスターソースを入れたものです。これは成都の火鍋のタレと同じです。サラダ油ベースタレは、日本人には、珍しいですが、四川ではこれが定番です。香り高くて柔らかいハーブ類をこってりしたタレで食べると、おいしい! いくらでも食べられそう。会理のハーブたっぷりの小火鍋は、とても珍しい火鍋です。会理や西昌に行くことがあれば、ぜひ、食べてみて下さいね!

小火鍋は、「自助餐」と言われ、セルフサービスで食べ放題。野菜とユバ、春雨類だけなら10元(約170円)でいくら食べても追加料金なし。肉やソーセージを選ぶと追加料金がかかる 小火鍋は、「自助餐」と言われ、セルフサービスで食べ放題。野菜とユバ、春雨類だけなら10元(約170円)でいくら食べても追加料金なし。肉やソーセージを選ぶと追加料金がかかる