冬の中国で安宿に泊まる人はご用心!

中国では、四合院造りの伝統家屋や宋を興した趙匡胤の叔父さんの屋敷、ドイツ租界の教会など、由緒も雰囲気もある建物がユースホステルになっています。今、中国のユースホステルはは本当に充実しています。北京、上海、陝西省西安、雲南省昆明、四川省成都など、外国人旅行者が多い町なら、ユースホステルは数も多く、選り取りみどりです。円安で割高になったとはいえ、中国のお宿ならユースホステルはまだまだお得感はあります。こんな文句なしの中国のユースホステルですが、冬はきついっ! 特に南部にあたる四川省、雲南省、安徽省、湖南省あたりに行く人は要注意です。

知っておきたい! 冬に中国の安宿の泊まるときの注意 知っておきたい! 冬に中国の安宿の泊まるときの注意

暖かいイメージの四川省と雲南省がこんなに寒いとは!

西南部の四川省や雲南省は、日本人旅行者に人気の場所。風光明媚で、日本人が大好きな少数民族の旅情も楽しめます。“南部”なので何となく温かいイメージありますが、四川省も雲南省も標高が高いところが多く、冬はかなり寒いのです。日本人のツアー客も多い雲南の大理や麗江、四川の九寨溝がまさにそうです。雲南省の省都、昆明の別名は「春城」。1年中春のような気候なので、春城らしいですが、「こんなに寒い春城があるか!」と言いたくなるほど。それなのに四川省も雲南省のユースホステルも、ドミトリーは暖房はないも同然です。家庭用のエアコンがついているドミトリーもありますが、基本的にほとんど効きません。

南部に住む中国人の冬の過ごし方

陝西省の省都、西安の南側を走る秦嶺山脈を境にして中国は南北に分かれます。北部の冬の気温は、マイナスになるのが当たり前なので、宿には必ず館内はセントラルヒーティングです。これは文句なしに温かい! 南部では、普通の民家も暖房はない家がほとんどです。エアコンがあっても暖房機能は使いません。上海はもちろん四川省でも雲南省でも、地元の人は家でもダウンジャケットやオーバーを着ています。これが南部の中国人の冬の過ごし方です。この習慣のせいか、南部の宿は暖房を重視していません。あまり暖かくならないエアコンがあるだけでも、かなりマシなのです。

電気敷毛布がない宿では、どうしたらいい?

南部のユースホステルは、暖房があてにならない分、布団の下に敷く電気毛布があるかどうかがポイントです。これがあれば、部屋は寒くても布団が薄くても、寝ている時だけは快適です。南部というほど南部でない安徽省や上海では、電気毛布を用意しているユースホステルはありません。その場合、どうするか? 二段ベッドのドミトリーは下段が便利ですが、冬だけは上段をとるのがベストなのです。エアコンの温風は上がっていくので、冷え冷えした下段に比べ、上段ベッドはほんわか温かく、体感温度にかなり差があります。中国南部のユースホステルのドミトリーに泊まるなら、電気敷毛布があるかどうか確認しましょう。ない場合、なんとしても上段ベッドを確保すべし!