中国の古都、洛陽はどこか日本の奈良に似ている?

上海から快速列車で西に約14時間で河南省の洛陽に到着です。洛陽は東周、後漢、三国時代の魏、西晋、北魏などが都をおいたことから、「九朝の古都」とも呼ばれています。歴代の王朝文化が華ひらいた古都だけに、世界文化遺産の龍門石窟、中国最古の仏教寺院である白馬寺など、数々の歴史遺産が残されています。そんな歴史遺産には恵まれていますが、現在の洛陽はひっそり落ち着いた地方都市です。秦、漢、隋、唐などの歴代王朝が都をおいた陝西省の西安は現在も省都だけににぎやかですが、洛陽はどこか地味です。なんだか京都と奈良の関係にも似ていると思いませんか?

中国の奈良、古都洛陽で水席料理にチャレンジ! 中国の奈良、古都洛陽で水席料理にチャレンジ!

洛陽名物のめずらしい料理の特徴は何?

さて、洛陽を訪れたら、歴史遺産巡りはもちろんのこと、絶対にはずせないことがあります。洛陽でしか食べられない、特別なコース料理を味わうことです。それは「水席料理」という耳慣れない名前です。この水席料理にはすでに1300年ほどの歴史があります。唐の時代に始まったと呼ばれる水席料理は、洛陽の地形や気候に関係しています。洛陽は四方を山に囲まれ雨が少なく、冬の寒さの厳しいところです。寒くて乾燥した地方なので、この水席料理はスープを非常に重視しています。冷菜以外のすべての料理がスープ料理なのです。

中国でたったひとりの女性皇帝と水席料理の関係

スープがメインの料理コースなので水席料理と言われています。また、熱々のスープ1品を食べ終わったら、水が流れるように、次々と新しい料理が出てくるという意味も含まれています。水席料理は正式には冷菜8品と熱菜16品の合計24品です。この数字には意味があります。水席料理は中国史上で唯一の女性皇帝である則天武后が、皇帝の位に登ろうという時に開いた宴会料理だと言われています。この宴会料理が合計24品でした。彼女の治世が24年になることを暗示したといわれています。洛陽で水席料理を出すレストランと言えば、旧市街にある「真不同」です。

水席料理で絶対、はずせない2品とは?

「牡丹燕菜」は水席料理で最も重要な料理で、コースの一番最初に出てきます。則天武后が大根を千切りにして作った牡丹燕菜を「燕の巣みたいね」とほめたと言われています。水席料理は酢を入れた酸っぱい味付けのものが多いのですが、牡丹燕菜も酸っぱいスープです。「蓮湯肉片」は片栗粉をまぶした豚肉にきのこ、たけのこが入った酢入りのスープをかけたものです。この2品は水席料理を代表する料理です。「真不同」では水席料理の単品を選んで注文することもできますが、この2品は外せません。水席料理は華やかな料理ではありませんが、素朴であっさり日本人好みの味付けです。洛陽に行ったら、「真不同」の水席料理にチャレンジです!