三国志好きなら行かずにはおれない三国志の史跡

「特に私は関羽が好きじゃないけど、洛陽までやって来たのに、行かないのは三国志好きとは言えない!」と河南省洛陽の関羽の首塚に行ってきました。関羽は魏、呉、蜀の三国の歴史小説「三国志」でおなじみの蜀の武将です。三国志と言えば、本場の中国より日本のほうが濃いファンがいることで有名です。私は決して濃い三国志ファンでもなく、関羽ファンでもありません。とは言っても、自分が行った町に三国志関連史跡があると、行きたくなってしまいます。河南省洛陽は後漢、三国の魏などの9つの王朝の都となった古都です。関羽の首塚は洛陽が誇る世界遺産の龍門石窟に行く途中にあります。

三国志の関羽好きならぜひ、行きたい! 洛陽の関羽の首塚 三国志の関羽好きならぜひ、行きたい! 洛陽の関羽の首塚

関羽の首塚って、どんなところ?

関羽の首が埋葬されているのは「関林」です。「林」は中国の古代封建社会の埋葬の示す言い方としては最高のものだと言われています。皇帝でも王でもない将軍だった関羽の廟が「関林」と呼ばれているのは、関羽がそれだけの人物だったことを表しています。関羽を陥れ、首をとった呉の孫権は、義兄弟を殺された劉備の怒りを恐れて、関羽の首を魏の曹操に送ります。曹操がたくらんだように見せかけたのです。関羽の軍人としての能力、人柄を高く買っていた曹操は、関羽の首を手厚く埋葬します。それが関林です。

どうして関羽は中国でこんなに人気があるの?

日本の三国志ファンにはあまり人気がないように思える関羽は、中国では絶大な人気があります。関羽の主君への忠義心が中国人の支持を得ているのはまちがいありませんが、関羽は今はどういうわけか財神です。商売繁盛の神として中国人のいるところなら世界中どこにでも関羽を祀っている関帝廟があります。中国には1100以上の関帝廟がありますが、その中で「林」とつくものはここだけ。ここが関帝廟の総本山になるわけです。関林は広大で、関塚、大殿、拝殿、二殿、石坊、八角亭など主要な建物も多く、関羽ファンなら優に数時間を過ごせそうです。

関林と世界遺産の龍門石窟をはしごする方法

拝殿には金色の顔をした関羽像があります。もちろんトレードマークの立派なひげもついています。五虎殿には蜀の五虎将軍の関羽、張飛、黄忠、趙雲、馬超の像もあります。五虎将軍の像は三国志の蜀に関連する史跡ではおなじみです。寝台で横たわる関羽像や関羽の奥方が祀られている娘娘殿もあります。一番重要なのは関林の一番奥にある小山のような関塚です。このどこかに関羽に首が埋葬されているのだと思うと、関羽ファンでなくても感動です。関林に来たのは正解でした。関林へは洛陽駅からは81路のバスで行くのが便利です。終点の世界遺産の龍門石窟まで行き、帰りに81路に乗れば、関林を見ることもできますよ。その場合、龍門大道関林路口で下車すれば、東に徒歩10分ほどで関林に到着です。