私がたどりついた河南省洛陽の怪しいユース

今、中国の“偽もの”ユースホステルに宿泊しています・・。河南省の古都、洛陽にあるこのユースについたとき、フロントのふたりに強烈な違和感を感じました。私は以前、このユースに泊まったことがありますが、そのときと雰囲気が全く違います。中国のユースのスタッフはどの町のユースでも、今どきの若者です。今、目の前にいるのは内陸部から出稼ぎにでてきたようなおじさんとおばさんです。ふたりの言葉は方言なので、私が話す中国の標準語である普通話とでは、会話がスムースにいきません。「あんた、いくらの部屋に泊まりたい?」と、言われました。部屋を見せてもらい、誰もいない8人部屋のドミトリーに泊まることにしました。

今、河南省洛陽の偽ものユースホステルに宿泊しています! 今、河南省洛陽の偽ものユースホステルに宿泊しています!

ユースの部屋代は固定価格なのに、値段交渉!

8人部屋の1ベッドは60元(約1140円)です。私は会員証を持っているので50元になるはずです。おじさんとおばさんは「あんたねえ、8人でやってきて、まけてくれというならともかく、たった一人だろ。これでもまけてやって60元なんだよ」と言うのです。やっぱり偽ものです。「本物のユースは何人で泊まろうがどこも固定価格なの。それをまけてやるとかまけないっておかしい。ここは本当のユースじゃないんでしょ?」というと、おばさんは以前、正式なユース時代に使っていたチラシを見せ、「経営者は変わったけど、ここは本物だよ」と言います。

「国際青年旅舎」を名乗っているけど、実は・・・

中国ではユースのことを「国際青年旅舎(館)」といいます。この名前の前に地名などがつきます。でも、国際青年旅舎と名乗っているからといって、ほんものユースっていうわけじゃないんです。割引をうけるために会員証を出したとき、「それは関係ないんだ」と言われ、初めてユースホステル協会に登録してない宿だとわかります。それでも、部屋がきれいで運営がしっかりしていたらオッケーです。今、私がいる宿は以前は正式なユースでしたが、経営者が変わったあと、ユースではなくなったようです。

中国のユースに泊まるときの心得

今、中国のユースはどんどん増えています。ユースに泊まって、各地を旅するのが中国の若者の旅のスタイルになりました。検索にひっかかりやすくするために、「国際青年旅舎」や「青年旅舎」と名乗る宿が少なくありません。ただ、ユースホステル協会に属してなくても、人気がある宿もあります。今回の私が出会ったようなユースではないのに、ユースだと言い張るようなケースはまれです。中国のユースは本物かどうかよりも、納得できる部屋かフロントの対応の良し悪しで決めるほうがいいかもしれません。とにかく何でもありの中国ですから、なんちゃってユース?、もぐりユース?だっていっぱいあるのです。